ジャケットに惹かれてCDやLPを買うことを「ジャケ買い」と言うそうです。
CDに比べてLPはジャケットが大きく、紙の質にアジがあるものが多く(特に輸入盤)、レコードを聴きながらも手に取って眺める楽しみがありました。
国内版は妙にきれいでそっけない感じがしましたが、裏一面に書かれたライナーノーツは情報量が多く、そこから学ぶことが多くありました。
久しぶりにお茶の水のディスクユニオンで、LPを「漁り」ました。
ずらりと並んだ「餌箱」から「高速で」1枚1枚のジャケットを引き上げる様子は、まさに「漁る」という表現がぴったりです。
いつもは、ギターコーナーしか見ないのですが、この日は新入荷と廉価コーナーも「漁り」ました。
曲よりもジャケットに惹かれて買ったのが、次の2枚。
まず、ゲザ・アンダのアルバム。
ゲザ・アンダがなんともかっこよく写っています。
ゲザ・アンダは、もっと長生きしていたら、素晴らしい演奏をたくさん残しただろうピアニストでした。
もう1枚は、リンパニーの若いころのアルバム。
リンパニーのアルバムは、カメラ目線が多いのですが、このアルバムはまるで目線が鍵盤にあり、映画の一コマのようで惹かれました。
ベートーヴェンのピアノ協奏曲第5番「皇帝」が入っています。
オーケストラがかなりお粗末という話はきいていたのですが、若さあふれるきらきらと輝くようなリンパニーの演奏に引きつけられてしまうので、あまり気になりませんでした。
このアルバムは面白いことに、ジャケットの中にもう一枚、8インチ盤が入っていました。
内容は、このアルバムと曲の解説でした。
演奏を交えて解説が入るのですが、「BOOK-OF-THE-MONTH CLUB,INC.」という会社名から想像されるように、毎月配布される、入門用のシリーズの1枚だったのかもしれませんね。
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