フォーレの音楽は時々無性に聴きたくなります。
仕事帰りに新宿のタワーレコードをうろうろしていたら、パーヴォ・ヤルヴィ指揮の「レクイエム」がありました。
ピエ・イエズは、いろいろなジャンルで編曲されている美しい曲です。
とくにクラリネットのリチャード・ストルツマンの演奏は静寂感抜群で、初めて聴いたときには、衝撃的でした。
ヤルヴィのアルバムでは、カウンター・テナーのフィリップ・ジャルスキーが担当。
カウンター・テナーは、ちょっと聴くと女性の声のように思えますが、ソプラノに力強さが加わったように聞こえます。
パーヴォ・ヤルヴィはネーメ・ヤルヴィを父とするフィンランドの指揮者。
パーヴォの名前は、フィンランドの名指揮者パーヴォ・ベルグルンドにちなんでつけられたようですが、フィンランドの指揮者の演奏は、独特の透明度のある重厚なサウンドが魅力です。
演奏は、パリ管弦楽団とその合唱団。
フォーレのレクイエムといえば、アンドレ・クリュイタンス指揮の演奏が名盤ですが、その演奏もパリ管です。
フランス音楽を本場のパリ管を使って、フィンランドのパーヴォ・ヤルヴィが振るわけですから興味深々。
ふわりとしたパリ管に透明度が加わった、期待通りのサウンドでした。
このアルバムには、レクイエムだけではなく、エレジーやパヴァーヌといった名曲もカップリングされています。
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