○ 番外編1 須賀睦夫さん作のリュート


アルハンブラという、ギターのネット仲間があります。


ここで出会った、須賀さんは、趣味でリュートを製作していて、2001年に私も1本お願いしました。


須賀さんは、今でも製作を続けていて、もうプロの域に達しているようです。


アルハンブラのオフ会のとき、「爪なんて切っても2週間もあれば伸びますよ」の声に背中を押されて、その場で爪を切ってしまし、それからしばらくかなり練習しましたが、ギターとの両立は私には無理で、断念しました。



時々取り出してつまびきますが、いい音を奏でてくれる楽器です。


ギター族というのは、たとえギターが弾けない人でも、ポロンとつま弾くだけでいい音を出してくれる素晴らしい楽器だと思います。


○ 番外編2 松井邦義作 11弦ギター


セルシェルがパリコンで優勝したときのバッハ(放送録音)を聞いたときは衝撃的を受けました。


天国を感じさせる音楽で、いったいこれはどういうことなのか、と思いました。


間もなく、その演奏が11弦ギターという特殊な楽器を使ったものだったということを知りました。


それ以来、11弦ギターに興味がありましたが、経済的に手を出せませんでした。


ある時期、目白のギタルラ社に、広瀬達彦作の11弦ギターが置かれていた時期がありました。裏板にカエデを使った、実に美しい楽器でしたが、買うことはできませんでした。


3年ほど前、オークションに出品されていた楽器が松井邦義さんのギターです。


楽器を弾かずに購入したくはないのでとりあえず入札して悩んでいたら、先方から「弾きに来ませんか?」の連絡をいただきました。


日本における11弦ギターの1本目、という話で、確かに試行錯誤のあとが見られる楽器ですが、とてもよく鳴ります。


まったく使いこなしてはいないのですが、ゆっくりギターと付き合えるようになったら、取り組んでみたいと思っています。


。。。。。。。

こうやって書き出してみると、ずいぶんと楽器を変えてきたものだと思います。


楽器とは出会いが大切です。


出会ったけれど、手が出なかった楽器もたくさんありました。


特に印象に残っている楽器は、ホセ・ロマニロスとサントス・エルナンデス、そして松岡良治さんのルビオモデルです。


ロマニロスはビロードのような音、サントスはどすんという低音が魅力的でした。


当然ながら、手を出せる値段ではなく、いつか・・・、を夢見ている楽器です。


ロマニロスは、3回ほど弾く機会がありましたが、どれも素晴らしい楽器でした。


2回目に弾いたロマニロスは、村治佳織さんのもとに、サントスは原善伸さんのさんのもとに行ったようです。


サントス・エルナンデスは、ちょうどコンクールの課題曲であったポンセのプレリュードを先生の教室で録音する日だったので、1回だけサントスで録音させて頂きました。


この録音は、先生の思い出とともに、大切な記録となっています。


松岡良治さんのルビオモデルは、中古で6万くらいでしたが、値段が信じられないくらいいい楽器でした。


松岡さんは、ラミレスモデル、ハウザーモデル、ダマンモデルなど、いくつものコピーモデルを出していますね。


どれも価格を考えると、とてもいい楽器が揃っていると思います。弾きやすさも共通した特徴です。


ルビオモデルは、悩んでいる間に、別の方が買って行きました。


それ以来ずっとさがし続けているのですが、長い間、目にすることはありませんでした。


それが最近、あるところで発見しました。


値段も安いのですが、なぜか塗装をすべて落としてありました。塗り替えようと思ったのかもしれません。


試奏させていただくと、やっぱりとてもいい楽器でした。


セラックあたりで塗り替えればいいのですが、ちょっとお金がかかります。


現在、悩み中です。


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