営業的にギターのレコードを売ろうとすると、必ず入ってくる曲がありますね。
たとえば、次のような曲です。
・アルハンブラの思い出
・アストリアス
・魔笛の主題による序奏と変奏
アレクサンドル・ラゴヤにも、この3曲がしっかり入ったアルバムがありました。
アレクサンドル・ラゴヤ ギター・リサイタル
発売元:日本フォノグラム
タイトルも、しっかりと、
「アリハンブラの思い出」ですから、べたですね。
これに、禁じられた遊びが加わると完璧ですが、さすがにここまではやしませんでした。
このアルバムの収録曲は次の通りです。
第1面
1.アストリアス(アルベニス)
2.アルハンブラの思い出(タレガ)
3.ソナタ(トゥリーナ)
第2面
1.カナリオス(サンス)
2.パヴァーヌ(サンス)
3.ファンタジア(ムダラ)
4.ロマネスカ(ムダラ)
5.魔笛の主題による序奏と変奏(ソル)
ラゴヤはイダ・プレスティと二重奏をして脚光を浴びていましたが、夫人のプレスティを亡くしてからは、二重奏時代ほどの名声は聴かれませんでした。
イダ・プレスティが凄すぎたということもあるでしょう。
このレコードは、名曲アルバム風ですが、演奏は第1級です。
特に、サンスのカナリオスは、プレスティ&ラゴヤを思わせる名演です。
こういう小品をしっかりと聴かせるのは大変なことです。
ラゴヤが、この曲をコンサートのアンコールで演奏したら、大変盛り上がることは間違いないでしょう。
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