オーディオに凝るとある程度の音量がほしくなるのですが、自宅のマンションでは大きな音をだせないし、そもそも自宅でゆっくりと音楽を聞く時間はないので、こだわったシステムは、オフィスと浦賀のマンションにおいてあります。


浦賀のマンションでは、マーチンローガンというメーカーのSL3というスピーカーを使っています。


10年以上前に、中古でかなり安く手に入れたのですが、宵越しの金はもてないタイプなので、現金はあるはずもなく、3年のローンで手に入れました。


サラリーマンの身としては、つらい3年間だったなあ。


マーチンローガンは、オーディオだっ!という音ではなく、ふわりとした音の空間を作ってくれる、まったく聞き疲れがないスピーカです。


これで、ジャネット・サイデルやメロディー・ガルドーのボーカルを再生すると実にリアルで、ぞくっとします。


オーケストラものの再生は苦手かもしれません。


というより、私は家庭に持ち込めるオーディオ装置で満足できるオーケストラの再生は無理、と思っています。


これは、オーディオショーで1千万円を超えるようなとんでもないハイエンドの装置を聞いても変わりません。


どんなシステムでも、コンサートホールで聞く「ローマの松」は再現できません。


マーチンローガンには、フライングモールの「CS-S3」というアンプをつないでならしていました。


まじめな社長のふまじめなブログ-20100824_blg01
上から見ると端子も含めてDVDケースくらいの大きさです。

フライングモールは大好きなアンプで、重く高いアンプのほうがよい音がする、というオーディオの常識をひっくりかえしたように思います。


デジタルアンプですが、むしろ真空管の音に近い気がします。

小型のボディーからは想像ができない、重量感があり密度もある低音を再生します。

フライングモールにはじめて出会ったのは、雑誌での記事。


ルーメンホワイトという数百万円のスピーカーを、「CA-S3」という7万円のアンプが堂々と鳴らした、という記事を読んでから気になっていました。


そんなばかな!


そう思いつつ、何度もその記事を読み返すうちに、手に入れたいと思うようになりました。


どこに行っても店でみることはなく、気にしながらも忘れかけていたある日、秋葉原のヨドバシカメラのアウトレットコーナーで発見!


価格が4万円台になっていたこともあって、さっそく購入して、マーチンローガンにつないでみました。


むむ!なんと!


DVDケースくらいの大きさしかないのに、重力級アンプを想像させる、いや、むしろ、それよりもいい、目が覚めるような音がでてきたのでした。


重心の下がった重みのある低音は、目隠しテストをしてから本体を見せたとしたら、だれも信じないでしょう。


アンプのサイズに合わせたいくつかの小型のスピーカーにもつないでみたのですが、どうも小型のスピーカーでは、このアンプの魅力は出ないように思いました。


その後、「CA-S3」の上の機種である「CA-S10」があることを知り、今ではこれで聴いていますが、ときどきもとにもどしてみようか、と思うくらい「CA-S3」は魅力的なアンプです。


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