ギター暦は、うでに反して長く、もう40年近くになります。


ギターを始めたころは、NHKで「ギターを弾こう」という番組をやっていて、毎週楽しみにしていました。


当時の講師は、荘村清志さん、芳志戸幹夫さん(故人)、渡辺範彦さん(故人)らで、どなたも名講師でした。

ギターを弾き始めたころは、この教則本の最後のほうに並んでいる曲を弾けるようになることが夢でした。


教則本の裏表紙を飾っていたのは、ヤマハのGCシリーズというギターでした。一番高いものでも、30万円くらいだったと思います。


今は、数百万円の楽器はざらです。どうしてこんなことになってしまったのでしょうか。


講師の荘村さん、芳志戸さんが使っていた楽器は、確かスペインの「ホセ・ラミレス」


渡辺さんの楽器は、「河野賢」氏の楽器だったと記憶しています。


ホセ・ラミレスは、熊谷に住んでいた私には、触れることはもちろん、見ることもできない高嶺の花のギターでした。


そして、それよりも高価だったのが、「ホセ・オリベ」というギターです。


名前は「ホセ」ですが、カリフォルニア在住の製作家で、製作本数は少なくなったものの、健在だと聞いています。


そのホセ・オリベが、ひょんなことから私の手元にやってきました。


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表面は杉。ケースはオリジナルです。


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1980年の作です。当時の私にとっては夢の楽器でした。


ホセ・オリベの中で「カリダッド・スプレマ」と呼ばれる楽器で、うわさに聞いてはいましたが、細工が丁寧で美しい楽器です。


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ヘッドの細工が優雅です。


糸巻きは、シャーラーのものですが、だいぶ噛みあわせが悪く、グリスアップするか、交換が必要になるかもしれません。


弦は、オーガスチンの青と、サバレスが張ってありました。「オーガスチン」「サバレス」は、弦のメーカーです。


ギターは、楽器と弦の相性が難しく、そこに好みが加わるので、組み合わせが決まるまで大変です。


とりあえず、これまで愛用していた、オーガスチンのインペリアル・ゴールドを張ってみました。


低音が太く響き、高音3弦のバランスが極めて良い楽器でした。(ウレシイ!)


ただ、張力がやや強く、指の関節を痛めている私としてはちょっとつらいところです。


早速、楽器屋に行き、使ったことがないローテンションの弦を2種類ほど買ってきました。


張って相性が悪いと、すぐにはずすことになるので、ちょっとどきどきですが、楽しみでもあります。


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漢字で書かれていますがアメリカの弦です。

残念ながら、高音弦の愛称は良くありませんでした。

オリベという名器が手に入り、またギター熱が沸騰しそうです。


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