世の中、危険がいっぱいです。
いつ自分が「大惨事」の当事者になるかわかりません。
たとえば、トイレ。
公園などで、大惨劇のあとのようなトイレに入るしかないのも災難ですが、もっと怖いこともあります。
トイレットペーパー以外流さない、というのは常識ですね。
ところが、たとえば流してはいけないウェットティッシュも、1回分くらいは平気で流れてしまいます。自分が使った分くらいは、目の前から消えてくれるわけです。
みんながそう思って、ちょっとくらいとウェットテッィシュを流すと、あるとき大変なことになるわけです。
その「あるとき」が自分になる可能性は十分あります。ロシアンルーレットみたいですね。
毎日使っているトイレであれば、おや、なんだか流れ方がおかしいな、と気がつきますが、外出先で用を足したトイレが詰まりかけていて、自分の番であふれ出したら・・・。
レバーをひねると、流れるものも流れず、みるみる水位があがり、床にこぼれだす。
大惨事です。
想像するだけでも、おそろしい。そんな当事者にはなりたくないですね。
数時間ごとに清掃しているトイレではそんなことはないでしょうが、人の出入りが多い割りに、清掃の回数が少ないようなトイレでは、可能性はあります。
前に一度来てもらった専門業者に話を聞いたところ、トイレに流せるクリーニングペーパーも要注意だそうです。流せると書いてある商品なんだからと、大量に流すのはさすがにだめで、これが原因ということも多いらしいです。
少しずつ詰まる場合は、予兆が現れるので、注意していれば大惨事を免れることができます。
便器をのぞくと、いつもある量の水がたまっていますが、この量が少なくなっていたら、これは赤信号。
便器の下のU字型に折れ曲がっている部分に、何かが詰まっています。
それでも、何回かは、あるいは数日は、ちゃんと消えてほしいものは流してくれます。
さて、さらに詰まりがひどくなると、水を流した後、便器からあふれるんじゃないかと思うくらい水位が上がり、ゆっくりと流れていきます。
この段階で手を打たないと、大変なことになります。
さて、オフィスのトイレが、ちょうどこの状態になりました。
前に専門業者から、「最悪の場合は薬品を使って詰まっているものを溶かすことになり、その場合は数万円かかる」と聞いていたので、まずは自分でなんとかしてみることにしました。
なんとかするための道具、それは「ラバーカップ」です。
値段も安いので、まずは自分でやってみて、だめだったら専門業者に来てもらう、ということでもいいわけです。
ケースがついているタイプを買いました。
ラバーカップなんて、海外のアニメの世界で、顔やお尻に吸い付かせる場面を見たくらいで、実物を手に取るのは初めてでした。うまくできるのかも、半信半疑です。
まず、水があふれることを恐れながら、数回水を流しました。汚物を一緒に吸い出すのはさすがに敬遠したい、ということもありますが、ラバーカップを使う場合、ある程度の水がないと、効果が出ないのです。
水をためて、ばこばこと数回ラバーカップを上下させ、水を流してみると、いい感じに流れ始めました。
さらに数回繰り返すと、見事に詰まりは解消。
妙な達成感があり、トイレも気分もスッキリとしました。
え?トイレの詰まりより、自分が詰まって大変?
ラバーカップみたいな道具があればいいですね。
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