ブログの検索状況を調べてみると「オーラ」または「オーラノート」で入ってくる方が多いことに気がつきました。


関心を持っている人が多いということですが、それだけ魅力的な製品ということでしょう。


「オーラノート」とは、イギリス生まれ日本育ちの、CD+チューナー+アンプが一体になったおしゃれな装置の名称です。


まじめな社長のふまじめなブログ-20100508_3Aura
ガラスをスライドさせてCDをセットして、マグネットで押さえるトップローディング方式です。

1989年にイギリスにAura(オーラデザイン社)が誕生しました。クロームメッキのシンプルなアンプ「VA50」で日本国内に知られたと記憶しています。


「オーラノート」は、1996年頃にロンドンの有名なインダストリアル・デザイナーであるケネス・グランジ氏によってデザインされましたが、モックアップだけ作られて商品化されずにいました。


それをオーラデザイン・ジャパンが監修して「オーラノート」として世に出したのです。


私が購入したのは、初代のノートで、今は仕様が若干変わって、「note premier」 として販売されています。

いつもは、オフィスでオーラノートにELAC のCL330.3JETというスピーカーをつないで1日中音楽を流していますが、刺激のない、ふくよかな「大人の音」を再生してくれます。


この組み合わせは間違いがなかったのか、一時期、オーディオショップ「レフィーノ&アネーロ」でも、note+CL3300.3JETで試聴コーナーが設けられていた ようです。


オーラノートでもっと大きなスピーカーを鳴らしたらどんな音がするんだろうと思い、メインで使っているスピーカーにつないでみることにしました。


そのスピーカーは、マーチンローガンのSL3というシステム。普段は、フライングモールのCA-S10というプリメインアンプにnaim(ネイム)のNA CD5i-2 というCDプレーヤーという組み合わせで使っています。


SL3は、空気より軽い振動板に6000ボルトくらいの電圧をかけて音を鳴らすコンデンサースピーカーで、高さが160cmくらいあります。確かに大きなスピーカーではあるけれど、そのメカニズムから普通の大型スピーカーとは違うかもしれません。


まじめな社長のふまじめなブログ-20100508_2Aura
振動版は透けているので、

間接照明によってスピーカーがインテリアに変わります。


だいぶ前のステレオ誌では、マーチンローガンとオーラのアンプはベストマッチであると書かれていました。


さて、結果は?


まず、想像していた以上の量感のある低音が出てびっくりしました。ELACでは、この感じはありませんでした。


どちらかというと、中低域がゆったりと厚みを持って響く音で、ボーカル、ジャズ、室内楽、器楽などを上手に鳴らします。和太鼓の録音も、空気を震わせる音を再生します。


部屋によっては、設置方法を工夫して、低音の量をコントロールする必要があるかもしれません。


マーチンローガンは超高域までシャープに再生するタイプではなく、ふわっと浮かび上がるような音場を再現するシステムなので、高域がもう少しほしい気がしましたが、組み合わせたスピーカとの相性で変わるでしょう。


ELACでは、高域不足は感じませんでしたが、これは330.3JETの特徴である、ハイルドライバーのおかげだったのだと思います。


オーラノートは、大型スピーカーでも十分鳴らせますが、むしろ小型から中型の、高域が伸びたスピーカーと組み合わせるのがよいようです。


音質の良さももちろん重要ですが、デザインの相性で選んでも満足できるのではないかと思います。


メインに使っても十分な音を再生してくれますが、リスニングルームで向かい合って音楽にひたるより、生活の中で気軽によい音で音楽を流したいという用途に向いています。


その優れたデザインも、見るたびに「買ってよかった!」と思わせます。


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