新宿の中古レコードショップのディスクユニオンで、ちょっと面白い楽譜を手に入れました。
1974年にイギリスで出版されたもので、ジョン・ダウランド作曲(1563~1626年)の「LACHRIMAE」の楽譜です。
「涙のパバーヌ」と呼ばれているとても美しい曲で、後にいろいろな楽器用に編曲されています。
作曲家のダウランドは、リュート弾きでもありました。
この曲のギター譜はいくつか持っているのですが、当時の楽器であるリュート用のタブラチュア譜を見たのは初めてでした。これは掘り出し物!と思い、「なんかへんだなあ・・・」とは思いながらも、あまり内容を確かめずに買ってきました。
あとで開いてびっくり。
楽譜は6つのパートに分かれて、「上下左右」方向に向かって書かれているのです。
この楽譜を取り囲んで、1人がリュートを弾き、
5人が歌っている様子を想像してみてください。
つまり、テーブルを6人が取り囲み、1冊の楽譜を見ながらアンサンブルを楽しむのです。
二重奏曲で左右のページを使って上下逆にしてある楽譜は見たことがあるのですが、こんな楽譜を見たのは初めてです。
買ってきた楽譜を見ながら、当時の様子を想像してみました。
マージャンで卓を囲むのとはちょっと違った、優雅な風景です。
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