新宿の中古レコードショップのディスクユニオンで、ちょっと面白い楽譜を手に入れました。


1974年にイギリスで出版されたもので、ジョン・ダウランド作曲(1563~1626年)の「LACHRIMAE」の楽譜です。


「涙のパバーヌ」と呼ばれているとても美しい曲で、後にいろいろな楽器用に編曲されています。


作曲家のダウランドは、リュート弾きでもありました。


まじめな社長のふまじめなブログ-20100423_4リュート
リュートは、こんな楽器です。


この曲のギター譜はいくつか持っているのですが、当時の楽器であるリュート用のタブラチュア譜を見たのは初めてでした。これは掘り出し物!と思い、「なんかへんだなあ・・・」とは思いながらも、あまり内容を確かめずに買ってきました。


まじめな社長のふまじめなブログ-20100423_3楽譜
金色の文字が美しいしっかりした表紙です。


あとで開いてびっくり。


楽譜は6つのパートに分かれて、「上下左右」方向に向かって書かれているのです。


まじめな社長のふまじめなブログ-20100423_4楽譜
上下は逆に、左右も向かい合うように書かれています。

この楽譜を取り囲んで、1人がリュートを弾き、

5人が歌っている様子を想像してみてください。


つまり、テーブルを6人が取り囲み、1冊の楽譜を見ながらアンサンブルを楽しむのです。


二重奏曲で左右のページを使って上下逆にしてある楽譜は見たことがあるのですが、こんな楽譜を見たのは初めてです。


買ってきた楽譜を見ながら、当時の様子を想像してみました。


マージャンで卓を囲むのとはちょっと違った、優雅な風景です。


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