会社勤めの時には、「個人的な人間関係」はともかく、「仕事の上での人間関係」の大切さということが、わかっていても、実感できる場面は少なかったように思います。
ある程度の規模の会社になると、優先させなければならない決められたさまざまな仕事のルールが、人間関係を最重視するわけには行かなくなる理由でしょう。
会社を辞めて、まだ起業の準備をしていたころ、取引先だった大手R社のM氏が訪ねて来られ、「これからもビジネスのつながりを持って一緒にやっていきましょう」と言ってくれました。
一寸先がまったく見えない私としては、M氏の言葉は力強い励みになりました。
新しいビジネスをはじめるにあたり、何の伝手(つて)もありません。
これからは、たくさんの人に助けられながら、いろいろな困難を乗り切っていくのだろうな、と思いました。
あれから7年。
人と人とは、どうつながるかわからないということを、実感しています。
仕事上、上手くいかなかった方や、つながりを持てそうで持てなかった方たちと、数年をおいて、ひょんなことから、親しく付き合うようなことが何度もありました。
時々、半年に1回くらいのペースで見返しては手を入れている図があります。
「出会いの相関図」と呼んでいます。
相関図はだんだん大きくなり、数ページにわたっています。
誰と出会って、そこから誰とつながったのか、ということをマインドマップのように書いた図です。
それを見ると、今のSG社があるのは、たった1人の関係から広がって行ったことがわかります。
人間関係は、広がりを見せたとき、キーマンになる人が、随所で登場し始めます。
さらに、キーマン同士が出会ったとき、新しいビジネスの話が動き出します。
出会いの相関図。
簡単な作業なので、これから起業をされる方やビジネスマンの方は、ぜひやってみることをおすすめします。
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