池袋東武にあるHMVで、エディン・カラマーゾフのアルバム「マジック・リュート」を視聴した時、なんだこれは、と驚きました。


リュートは古くからある楽器ですが、カラマーゾフのアルバムから聞こえてくる音は、現代に登場した新しい弦楽器、という印象を受けたのです。


リュートというと、バッハやダウランドあたりが定番ですが、このアルバムから聞こえてくるのは、ブローウェルやドメニコーニ。あの、スティングのボーカルも登場します。


特に、ブローウェルの「ルンバのあるキューバの風景」の、はじけるようなリュートの音は、何度聞いても飽きません。


スティングがカラマーゾフの伴奏で16世紀のダウランドの音楽を歌っているアルバム「ラビリンス」も聞きましたが、「マジック・リュート」の中に1曲だけ入っているスティングで十分満足です。


このアルバムが飽きさせないのは、絶妙な選曲と並べ方にもあるようです。

フレミング、アンドレアス・ショル、マケドニアの歌手カリオピも参加し、曲の時代も国も多種多様なのですが、1曲終わったあとに次に来るのはこの曲しかない、と思わせる構成感があります。


録音も良く、オーディオ装置の一部を変えたときのチェック用にも使っているアルバムです。


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