明けましておめでとうございます!
旧年中はご高配賜り、厚く感謝申し上げます。
今年も当ブログをよろしくお願い致します。
さて皆さま、今年はどんなお正月をお過ごしになられましたでしょうか?
私は実家・妻の実家のご家族と過ごしていたのですが、
その間、ずっと言われ続けた言葉。
それは「本厄」。
今年、私は数え年で42歳となりますので、本厄となります。
「本厄やから、注意しなアカンで!舐めとったらアカンで!」
「本厄は誰でもお参りに行くんやで!」
「お祓いは何時にいくんや?○○さんに頼んどいたるわ。」
などと、様々なご意見を頂くのです。
本年が本厄である事は知っていたものの、
過去、姓名占いで最強の画数といわれた実績、
また、高名な霊能者に「何やら強力な守護霊」「紫色の高貴なオーラ」と
散々持ち上げられた実績等がありますので、
まあ、厄年くらいは乗り切れるだろうと考えていたのですが、
どうやら明治生まれの姓名判断や、
持ち上げた人(私の事ですね)がお札を買わないなとわかった途端に、
気を悪くしてしまう高名な霊能者の証言程度では、
平安の古より伝わってきた厄年に太刀打ちできないらしく、
私の実家及び妻の実家の協働で、本厄対策本部を設立、
厄避けグッズの収集という流れとなりました。
私の実家は国宝となっている某神社から。
奥さんの実家は観音信仰で有名な某お寺から。
どちらも、お札やお守りが数個ずつ入っている「厄避けセット」が販売されているのです。
ベトナムの寺院ではお線香くらいしか売っていませんでしたが、
日本では色々と合わせたセット販売。値段に合わせたお祓いつきと、
長い歴史が培った充実のサービス体制が構築されているのです。
ここで気になったのは、神社とお寺の違い。
普段は棲み分けされている神社とお寺ですが、
厄避けの分野では激しく競い合っているのですね。
気になったので、それぞれの強みを調べてみますと、
神社:今まで身に付いた埃を祓い清め、厄災を乗り越えられる貴方になってみませんか?
お寺:厄災を押さえ込んだり避けられる仏力が、貴方の安心・安全を保証します!
となる様です。(あくまでも私の理解内での意訳です)
これでいけば、私は自力本願タイプなので神社路線ですね。
何かあった時に、お寺の観音様や不動明王様に毒づくのも嫌ですし、
それで気を悪くされると、厄を追加されそうですし。
それに、神社路線は「己を見つめ直す良い機会ですよ。」と言われている気もしますので、
この機会にしっかりと見つめ直す事も良いのではと。
という訳で、「己を見つめなおす」事を行動計画に取り入れた神社路線を主軸に、
ヤバい時用に(防犯用品的な位置付けで)お寺グッズを所持、
ベトナムの土産物屋にて100円で売りつけられた「幸運の干支コインネックレス」も動員、
あとは飲み過ぎない事、妻の機嫌を取る事、と何重にも対策を練ってみました。
さあ、この神仏日越合同作戦は功を奏すのでしょうか?楽しみですね。
ちなみに、正直に告白しますと、個人的に一番怖いのは、
突如降りかかる災厄ではなく、「己を見つめ直す」事だと考えています。
見つめ直した時に、自分自身を赦さない自分が出てくるかもしれない、
という漠然とした不安・・・。
これは年齢を重ねたり、背負うものが増える毎に大きくなっていきますね。
それでも乗り越えるのが、格好良いとまでは言えませんが、
少なくともみっともなくない、ミドルエイジの姿だと信じております。
最後までお読み頂きありがとうございます。
次回は、柴田君です!ちなみに彼は「振り返る勇気」を引き出すのが非常に上手いです。
支援中の「この人は今に勇気が出るはずだ」と信じ抜く姿勢が素晴らしいのです。