いつもブログをお読み頂きありがとうございます!

今回は、藤本がお届けします。

 

11月も終わりを迎え、そろそろ忘年会の季節ですね。

スケジュール表に忘年会の予定が埋まって来ました。

1年間、お世話になった人たちと、労い合う場を持つのは良いですね。

昔は1年間苦労した上の収穫を喜ぶために、謝肉祭や秋祭りがありましたが、

その現代版が忘年会だと思うのです。

普通の懇親会よりも、血が騒ぎますからね。

 

そんな忘年会で、私がついつい見てしまうのは、

幹事さんの働きではなく、周囲の協力体制。

好き放題言っている方もいれば、

陰でコッソリと幹事さんを助けている方もいて、

その会のチーム力が垣間見えてしまうのです。

ありがちなのが、幹事さんが全てを背負うケース。

誰かに頼めば良いのに、全部抱えてしまうんですね。

 

この構図は、採用現場でもよくお見受けします。

 

採用担当者様が、採用に苦労している事を、

経営会議で報告したとしましょう。

その時に、「何か協力できる事があったら、言ってきてね。

何でも協力するから!」と仰って頂く方が何人かいらっしゃいます。

これは本当に素晴らしいことです。

が、当の採用担当者様は、「何を頼もうか、これは頼んで良いものなのか?」

という整理すらできていないので、結局、何も頼まなない・・という事態に陥りやすく、

結果、益々採用は難しくなり、協力を名乗り出た人は、

「せっかく協力すると言っているのに、採用担当者が仕事を抱え込んでしまった・・・」

と戸惑い、少しずつ協力体制が整わなくなり・・いう負のスパイラルが生まれます。

 

私は、人が何かに参画する際、5つのSTEPがあると考えております。

 

①    無関心・非協力的態度

②    協力的態度(何でも手伝いますよ!何でも言ってください!)

③    協力的行動(依頼されたこのミッション、うまくやりましたよ!)

④    貢献意欲の表明(●●なら、出来ると思うのですが・・!)

⑤    貢献的行動(●●、やっておきました!)

 

この内、一番差が出るのは、③「協力的行動」と④「貢献意欲の表明」です。

与える・与えないの話に置き換えれば、

③はまだ「活躍する機会を、誰かから与えてもらっている」に過ぎず、

④になって初めて、「与える側になる機会を、自ら創りだす」境地に達するからです。

 

忘年会でも、採用場面でも、運動会でも、業務改善プロジェクトでも、

貢献意欲が発動されずに、中心にいる人物が寂しい思いをしている場面に、

皆さまも出会った事ありませんか?

経営者に対して社員様が、若手に対して幹部陣が。

そんな時、自分はどのステップにいるかな?と思い起こして頂くと、

何かご自身の新しい可能性が拡がるかもしれませんね。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

次回は、中村くんです。

当社では、ブログやメールマガジン、成果共有など、色々と発信ものがあるのですが、

それら全てに、毎朝、中村君が所感をコメントしてくれます。

1回や2回なら誰でもできるのですが、彼の場合は3ケ月連続休みなし。

これはなかなか出来る事ではありません。

ただのムードメーカーから脱皮する日は近いのです。