こんにちは!

いつもブログをご覧頂きありがとうございます。

 

本日は藤本が執筆します。

 

今回は僕の好きな逸話を紹介し、所感をお伝えするという内容です。

題名は、逸話の頭文字を取っただけという、ストレートなものとなっております。

何故、こんなに事務的かと申しますと、文章が長いからです。

従いまして、時候のご挨拶・キャッスルさんネタのご紹介は割愛でございます。

 

それでは、早速参りますね。

 

まず最初は、みなさんよくご存知の、3人の煉瓦職人のお話。

 

【3人の煉瓦職人】

 

世界中をまわっている旅人が、ある町外れの一本道を歩いていると、 

 一人の男が道の脇で難しい顔をしてレンガを積んでいた。 
  旅人はその男のそばに立ち止まって、
 「ここでいったい何をしているのですか?」と尋ねた。
 「何って、見ればわかるだろう。レンガ積みに決まっているだろ。
 朝から晩まで、俺はここでレンガを積まなきゃいけないのさ。
 あんた達にはわからないだろうけど、暑い日も寒い日も、風の強い日も、
 日がな一日レンガ積みさ、腰は痛くなるし、手はこのとおり」
 男は自らのひび割れた汚れた両手を差し出して見せた。
 「なんで、こんなことばかりしなければならないのか、まったくついてない、
 もっと気楽にやっている奴らがいっぱいいるというのに…」
 旅人は、その男に慰めの言葉を残して、歩き続けた。
 

    もう少し歩くと、一生懸命レンガを積んでいる別の男に出会った。 

 先ほどの男のように、辛そうには見えなかった。 旅人は尋ねた。
 「ここでいったい何をしているのですか?」
 「俺はね、ここで大きな壁を作っているんだよ。これが俺の仕事でね。」
 「大変ですね」
 旅人はいたわりの言葉をかけた。
 「なんてことはないよ。この仕事のおかげで俺は家族を養っていけるんだ。
 ここでは、家族を養っていく仕事を見つけるのが大変なんだ。
 俺なんて、ここでこうやって仕事があるから家族全員が食べていくことに困らない。
 大変だなんていっていたら、バチがあたるよ。」
 旅人は、男に励ましの言葉を残して、歩き続けた。 
 

 また、もう少し歩くと、  別の男が活き活きと楽しそうにレンガを積んでいるのに出くわした。
 「ここでいったい何をしているのですか?」 
旅人は興味深く尋ねた。  「俺達のことかい?俺たちは歴史に残る偉大な

大聖堂を造っているんだ!」
 「大変ですね」
 旅人はいたわりの言葉をかけた。
 「とんでもない。ここで多くの人が祝福を受け、悲しみを払うんだぜ!」
 「素晴らしいだろう!」
 旅人は、その男にお礼の言葉を残して、また元気いっぱいに歩き続けた。

 

 

【アポロ計画でのエピソード】


その日、ワシントンDCにあるNASAのオフィスでは、

数日前から続いた嵐の後始末に追われていました。
 

ジョンソン大統領は廊下を歩いていて、モップを手に忙しく働く

清掃員を見かけ、ふと声をかけました。
 

「君は、私が出会ったなかで最高の清掃員だ」

 

すると、清掃員は言いました。

 

「いいえ、大統領閣下、私はただの清掃員ではありません。

私はこのオフィスを掃除することで、人類を月に送ることに貢献しているのです」

 

 

【ダイヤモンド鉱夫の台詞】

 

俺たちは、毎日毎日、土と埃と汗まみれになって働いている。

だけど、忘れちゃいけない。俺たちは泥を掘っているんじゃない。

ダイヤモンドを掘っているんだってことを!

 

 

 

 

逸話のご紹介は以上でございます。

何だか、まとめサイトみたいになりましたね。

 

さて、本題です。

 

どの話も、ビジョンを持つこと、それを言葉にすること、

仕事に誇りとやりがいを生むことの大切さが詰まったお話です。

ほとんどが自己啓発系の古典からの引用なのですが、

実はミレニアル世代も同じ様な気持ちでいる様です。

 

例えば、ミレニアム世代の代表格である、

フェイスブック創始者のザッカーバーク氏は、

「すべての人たちが、人生に意義を感じられる目的感を持てる世界を作ろう」

「大事なのは、みんながその気持ちを持てること。」

と、母校のハーバード大学でスピーチしています。

ちなみに上記アポロ13号のエピソードも紹介しています。

ジョンソン大統領がケネディ大統領に、掃除夫が門番に変わっていますが、

そこはアメリカン、言いたい事は一緒なので、細かい事は気にしないのです。

 

いつもの様にアンチザッカーバーグの方々からは、鋭いツッコミが入り、

特に、「大事なのは、みんながその気持ちを持てること」の部分に対して、

「またそんな夢物語を・・」「理想主義的すぎる」

「王さまが奴隷を寛大な気持ちで労っている様な台詞だ」

といったブーイングが出てきた様ですが、

私はそこまで言うほど不可能じゃないぞ・・と思っています。

 

「世界中が・・」という訳にはいかないものの、

隣の人がそんな気持ちを持っているのを

確かめることは、意外と簡単に出来ますしね。

どこか、例えば、居酒屋で前向きに語り合うだけで済みますし。

私がやっている採用ご支援でも、この語り合うワークはやってもらいます。

 

そしていつも思うのは、語り合う中で「実は、自分の隣で働くあの人が、

自分と同じ位に仕事の誇りを持っていたこと」を確かめ合えた瞬間、

人はこの上なく喜びを感じるのだなあということ。

 

これはもう、心理学的にとか社会学的にとか宗教的背景からくる就業観とかどうとか、

理屈で語るものではなく、もっと根源的な、いわば社会動物であるヒトとしての、

本能的な喜びの範疇かと考えています。それ位、無条件に喜んで貰えるのですね。

 

私は、この瞬間の皆さんの表情に出会えると、

ダイヤモンドを掘り当てた様な気分になれるのです。

それも、「コンサルタントとして、思った様な成果を出したぞ!」

というよりもっと深い喜び、いわば魂が共振する感覚と申しましょうか、

そんな深い喜びを感じられるのです。

だからこそ、16年間も採用支援という仕事を続けてこれたのでしょう。

 

「そんなの経験したこと無いよ」という方は、是非、一度お声掛けくださいませ。

これはいつもの営業的な締めではなく(いつもすみません・・)、

本当に経験して頂きたいなと、心から願っている事でございます。

 

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

次回は、新人からの脱皮を模索中の中村君です。