こんにちは!いつもブログをお読み頂きありがとうございます!

今回は、私藤本が執筆致します。

 

 

先日より、私の自宅周辺に、夏の甲子園に出場する、沖縄の興南高校野球部が宿泊しております。私は高校野球について全く詳しくないのですが、たまたま監督の我喜屋優さんの講演に参加した事がありまして、そこで非常に感銘を受け、興南高校野球部だけは注目しておりましたので、非常にテンションあがっております。

 

さて講演の中で、何に感銘を受けたのかと言えば、監督のトレーニングが「勝負師としての勘を磨く。」ものに焦点を置いていたからです。

 

監督がお話されていたのは、「選手に勝負の潮時を見極める力をつけてもらうため、毎日散歩をして感想を発表してもらっている。感想を発表するから、選手はネタを探すため、細かな変化を見逃すまいと一生懸命になる。すると、次第に自然と変化を感じられる様になってくる。」という事でした。このトレーニング方法は、かのヒクソン・グレイシーから古くは宮本武蔵まで、「勝ち・負け」がハッキリしている世界で共通しているものです。「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」とは、名将野村監督の言葉で、これは「マグレ勝ちはあるが、負ける時は必然的に負けるので、負ける要素を排除していく」と捉えられがちなのですが、一方で「不思議の勝ち」、言い換えれば「流れ」を引き寄せる力というものはあるのだと、理論家の野村監督でさえ認識されているとも、捉える事ができ、それは、今が勝負時だと、自分も含め誰もが認識しない内に、無意識に体が動き、その動きに周囲が反応して、これも無意識に勝者に都合の良い状況を創ってしまう現象のことを指すものかと、私は仮定しております。そこまでの事を、高校生に指導していることに驚き、強さの源泉にふれた気がしたのです。

 

他にも、キューバ代表チームに教えてもらった、「ボールは敵の銃弾・キャッチャーミットの中には自分の家族がいると想像しろ 。」とか、空振り・見逃し三振したら「今、お前の家族は死んだぞ。」と告げられるという、ハードボイルド過ぎる打撃練習のエピソードがあり、これもまた、実戦的な訓練方法だなと。家族脅迫ネタの訓練方法は英国の特殊部隊にありますからね。

 

興味のある方は、我喜屋監督をネットでも調べてください。似た様なエピソードが沢山出てきます。基本的には「人間教育のために」が枕詞になっておりますが、試しに「勝負に勝つために」という枕詞に変換しても全てシックリくるところに、凄みを感じて頂けるのではないでしょうか?

 

そういう訳で、10日の第一試合、注目しております。それまでは、住之江公園で朝の散歩をしているでしょうから、一度見に行こうかと計画しております。間違っても、「今朝は変なオッサンがチラチラ見ていました。」と気づき共有されない様に、気をつけて参ります。

 

最後までお読み頂きありがとうございます。

 

次回は、先日酔っぱらって上司にタメ口をきき、先輩から散々吊るし上げられた中村くんです。

image