いつもお読み頂きありがとうございます。

本日は起きぬけの顔と普段の顔に驚くほどのギャップがある
福岡の猿渡がお送りさせて頂きます。

さて、本日は『経験とは何か?』について
書かせて頂きます。

会社、学校、家庭において
「いろいろやってみて経験をしてごらん」や
「挑戦しないと経験を積めないよ」など
この手の上司や教育する側の方から言葉として頂くことは
誰しもあるのではないでしょうか。

その中で私自身は改めて『経験とは何か?』を考えるきっかけがあり、
その中でここから記す3つが必要な要素ではないかと
感じる様になりました。

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その1:【無駄】
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熟練者から見ると、初心者の手つきや
所作はたどたどしくて危なっかしいです。
 
「はじめてのおつかい」という人気番組がありますよね。
 
あれを観てると
 
・本人が気づいてない危険
・気にしなくてい心配
・無駄な動き
 
が嫌でも目についてしまって、
ハラハラしてしまいます(笑)
 
 
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その2:【損失】
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料理の場合で言えば、
「食べられる部分捨てすぎ!」や、
近くに安い業務スーパーがあるのに、
わざわざ車で高い値段の同じものを
買ってしまったりするわけです。
 
セールスマンを例にとっても、
熟練者が行けば契約出来たはずが、
 
初心者が面会したことによって、
本当は得られたはずの利益をみすみす逃す、
ということは日常茶飯事ではないでしょうか。
 
 
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その3:【失敗】
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そして、初心者は必ず失敗します。
 
焦げた料理とか、
火入れが甘くて生臭いとか(笑)
 
高確率で、クオリティの低いものがアウトプットされます。
 
 
熟練者は、様々な経験を経て
高いスキルを身につけ、
ハイクオリティなアウトプットを生み出します。
 
この高いスキルの背景にある
「経験」とは、他でもない
「無駄・損失・失敗」の集合体
のことだと私は考えました。
 
 
つまり、企業、学校、家庭などの
あらゆる教育の現場では
この「無駄・損失・失敗」が
必ず必要になってくるんです。
 
この3つが発生しない場所を教育の現場とは呼べません。
 
それは「いじめ」です。
(※いじめという言葉がもつ一般的な意味とは違った言葉として理解してくださいね。)
 
ここ最近ますます心を病んでしまう人が
増えているのは、この「いじめ」が
発生してしまう状況があるから
ではないかと、僕は思います。
 
教育する立場にある人は、教え子に
「無駄・損失・失敗」を経験させているか
をチェックしてみてください。
 
また、自己成長したい人は、
自分の行動を振り返って「無駄・
損失・失敗」を避け過ぎていないか
ということを思い返して下さい。
  
自分も人も「いじめ」をしないように
経験の機会(教育)を与え、成長していきたいですね!


さて、次は3月2日に行われるソリューションアワード2016の登壇準備も仕上げの時期に
入った東京拠点長の宇城さんです!