スイッチオン!

バックオフィスで唯一の男性の北村です!
(男の子ではありません怒)



実は、先日ある映画を観ました

その映画とは

『僕のうしろに道はできる』

というドキュメンタリー映画。

http://bokunomichi.net/ying_hua_punoushironi_daohadekiru_~qi_jiga_qi_jidenakunaru_rini_xiangkatte/homu.html

ある日突然、脳幹出血で倒れたある男性が、
いわゆる『植物状態』になってしまいます。

万が一つにも意識は戻らないし、
一生、体のどこも動かないと医師から言われる中、

友達が必死に声かけを続ける中で、
本当に少しずつではあるものの、
4年の歳月を経て、

車椅子でならば自分で移動できるようになるまでになった
その軌跡が収録されていました。


私は特にその映画の後に監督の岩崎さんが
お話された内容にショックを受けました。


意識が無いと言われる『植物状態』の患者さん。

でも、実は、
意識があるけど、意思を伝えられない場合が多いのです。


植物状態だった方の生の声なのだそうですが、

植物状態の方は、ふと目が覚めると、
自分が身体が動かないことに気が付くのだそうです。

その時、何を思うかというと、

「あっ、身体が動かないけど、麻酔がかかっているのかな~」
ということらしいです。

しかし、その時にもう一つの疑問を抱くとのこと。

「なぜ、このお医者さんや看護師さんは私に声をかけてくれないんだろう・・・」

そして、数日後に気が付くのだそうです

「あっ、これは麻酔ではなく、私が植物状態になってしまったんだ」と。

その後、お医者さんが家族に、
「○○さんは、意識がないので話しかけても無駄ですよ」と。



自分は意識がある!!
自分はまだ想いがある!!



そう思っても、伝えられない。

そういう状態が、何年も続くそうです。

本当に絶望の世界で生きていたそうです。

でも、そんな時に支えられたことは、
家族が必死に声をかけてくれたことだったそうです。

常に自分の名前を呼んで、
こんな自分でも意識があると信じてくれている。

だから頑張らないといけないと想い、頑張れたそうです。



この話を聞いて、意思を出せるということが、
どれほどありがたいことかを痛感しました。

よく企業や人間関係では、
「思っているけど、言わない」
ということはあると思います。


でも、私たちは言おうと思ったら伝えられるし、
表現しようと思ったら、身体を動かせる。

それだけで本当に幸せなのだと気付きました。

だからこそ、
話せる口があり、動かせる身体があるなら、
小さなことは気にせず、伝えることが大切です。

また、周りの人たちは、それができるように
常に話しかけてあげることも大切なのだと思います。


私たちは、小さいことに悩みすぎて、
自分の可能性に蓋をしていないでしょうか?

今、違和感があるなら、素直に言えばいいし、
素直に行動すればいいと思います。

私たちには、伝えられるものがあるのだから。

そんなことを感じさせていただきました!
最後までお読みいただき、ありがとうございます。

※ちなみに今、その植物状態の人を救おうと、
白雪姫プロジェクトというものがあるそうです。
もし興味があればぜひ!
http://shirayukihime-project.net/


明日は気付きの女王、今井沙綺ちゃんです!