新卒5年目の大谷です。
スタトレ大谷


さて、宇城くんが、昔話をするので、僕も^^


あれは2010年頃でした。

大阪・東京の2拠点体制から、東京1拠点集中となり、
バラバラしていた想いも、働き方も、習慣も、
一度ここで一つになろうという機運が高まっているなか
「1年で絶対に大阪に戻ろう」そう言ってスタートした春でした。

このメンバーで一緒に働けるのも1年しかない。

当時私の所属するマーケティング企画室は2人部署。
オフィスが1つになるまでの間、
私は東京、上司である岩本マネージャーは大阪だったこともあって、
「上司から直接学べるのもこの1年だけ」という
切羽詰まった思いでいたのをよく覚えてます。


ただ、なかなか会社がグィっといく兆しが感じられない。
目標達成した月はあったのですが、続かない。

もんもんとしてました。


ただやる気はあったんです。

私はその状況で、

「どうせ今の困難がやがて伝説になるのであれば、
 今の困難を物語るものをたくさん残したい」

と思い、いろいろ作りました。成功事例しかり、小冊子しかり。

ただ、残す大事さがまったく社内に伝わらない。


当時は、「コンサルとマーケの連動が課題だよね」って
いっつも言われていたんです。

例えば、マーケが反響を獲得しても、
「この問い合わせじゃ受注できないよ」という言葉が出て、
コンサルメンバーは独自で営業先を見つけ、
“テレアポリスト”を作っていました。

マーケの動き、役に立たず。。。


「ソリューションとの出逢いのきっかけをとにかく作ろう」と意気込んで
セミナー集客をたくさんしました。たしかそのセミナーにはメルマガ等を
駆使して80名近くお申込みいただいたんじゃないかと思います。

ただそれも、「マーケにとってよかったこと」なだけで
別にそこから深くコンサルティングを導入されるお客様が
生まれたとかいうと、そんなこともなく、終わりました。


「いくらセミナー集めても意味ないじゃないですか!!」
「反響獲得しても、コンサルはアプローチしないなら無駄じゃないですか!」


当時の岩本マネージャーに、噛みついたのを覚えてます。

きっと、コンサルもマーケも、
こうしたらいいと思うことを勝手にやっていたんですね。

よかれと思ったことが、喜ばれない。そして、勝手にイライラする。

当時はまったくそんなつもりは一切なかったですが、
振り返ってみると、なんて自己満足な仕事をしていたんだと痛感します。


ただ、どうでしょうか?
きっと多かれ少なかれ、こんなことは会社にはよくあるのかもしれません。

どんなに大きな力も方向性がズレていれば、会社にとってなんの貢献にもならない。
ズレている力をさらに大きくすることよりも、小さなズレすら
一つ一つ失くすことこそが、【生産性】を向上させる大きなカギです。

組織一丸力といいますが、仲良くのびのびと力を発揮しようって
意味ではまったくないんですよね。
正しい方向に力を集約し、生産性を上げようって意味なんですね。

組織一丸力は、一人ひとりが働きやすくするための言葉ではなく、
一人ひとりの働きでシナジーを生み出すための言葉だったんです。

当時の経験を振り返りながら、いま腑に落ちました(笑)




ちなみに、最後に、
そんな状態を解消するために、やったことのいくつかをご紹介します。


 1)「部署間でリクエスト(本当は○○してほしい)を出し合う」
 2)「部署間で、貢献できること・貢献してもらっていることを出し合う」
 3)「部署の成果を決める」


ご参考まで。

これらをやってみた体験談としては、恥ずかしながら、
「こっちの気も知らないで」と初めちょっとイラっとするんです(笑)

我々は、

【相手を正しく理解する責任】だけでなく、
【相手に正しく理解してもらう責任】

持ち合わせていることを忘れてはならないですね。



次回は、一年後輩、「それでも」しっかりしている
岩元綾さんです!

いわもとあや