突然ですが読者の皆様は、
ここ最近頻繁にニュースで取り上げられた
『チリの落盤事故救出劇』をご存知でしょうか。
チリの落盤事故は5日、
北部コピアポ近郊のサンホセ鉱山で発生しました。
安全な救出のためには、4ヶ月かかるだろうという
チリ鉱業省の見解でしたが、その予定を大幅に短縮し、
今月13日に地下に閉じ込められていた33名が
救出されたそうです。
2ヶ月以上にわたり地下に閉じ込められ、
絶望の中にあった彼らが全員無事救出された原因の一つに、
作業員の全員が役割と責任を持っていたことが上げられます。
作業員らが11人ずつ当直と睡眠、
休養の3交代シフトを組んだことで、
閉じこめられた作業員全員が
「仲間が生き残るために貢献している」
と感じることができ、
それが精神的な支えになったそうです。
このことは、組織活動の
必要性の証明にも繋がるということで、
多くの方々に注目されております。
私も大変注目しているのですが、
私の個人的感想としましては、
組織において、人が自分以外の誰かや何かに貢献したい!
と思うことは、その組織の中での役割と責任を与えられてこそ、
強く思い行動出来るのだと思いました。
特に弊社では、まだまだ若い会社故に、
新入社員にも多くの役割と責任を与えて頂けます。
そのため、自分の成長もやりがいも強く感じて、
仕事に励むことが出来ます。
この役割と責任は、
人数が少ないと役割と責任が集中しすぎ、
逆にモチベーションが下がってしまったり、
人数が多いと役割と責任が分散されてしまい、
やりがいを感じなくなってしまい、
貢献したいベクトルが自分に向いてしまう可能性があります。
だからこそ、お互いの価値観、キャパシティを
知っておく必要があると思います。
特に管理職の方々は常にコミュニケーションをとることで、
お互いを知っていく必要があるのではないでしょうか。
そうすることによって、
適材適所、一人一人にあった役割と責任が
見つけられるはずです。
一言に役割と責任と言っても、
難しい所もありますが、
自分が今どんな役割と責任を
与えてもらっているのか、
確認するだけでも組織活動の一歩と
なるのではないでしょうか。