3月も終わりにさしかかっているのに、寒いですね。
東北で被災された被災者の方々はもっと過酷な状況に
いらっしゃることを考えると言葉もありません。
テレビやyahooなどで、原発の問題やライフラインの問題など
さまざまな問題が取り上げられていますが、
いまだに取り上げられていない問題もあります。
動物たちの状況です。
獣医師という仕事に就いている以上、人命はもちろんですが、動物たちの状況が心配でなりません。
いろいろと調べてみると、動物にかかわる団体が少しずつ支援のための準備を始めているようです。
当院も微力ながら日本赤十字を通して協力をさせていただきましたが、
動物に対する支援活動のガイドラインが確定次第、さらなる協力していきたいと考えております。
日本動物愛護協会 http://jspca.or.jp/cgi-bin/jspca/news_disp.cgi?54
義援金、ペットフードの配送手配、配送業者の募集など
日本動物福祉協会 http://www.jaws.or.jp/information/List.html
義援金 支援物資の配送、東京近郊での一時預かり先紹介など
日本愛玩動物協会 http://www.jpc.or.jp/tohokukanto-daishinsai.html#kyuugokatsudou
義援金 被災地の情報発信 ボランティアの募集 仙台市、盛岡市に支援活動拠点を設置など
日本獣医師会
義援金募集
被災した動物たちも、通常は保護72時間後に殺処分という規則になっているようですが、
今回は例外として72時間後の殺処分は現在行われていないようです。
また、被災地域の情報を集めているときに下記のようなブログを見つけましたので許可を得て転載いたします。
http://blog.livedoor.jp/liablog/archives/1478325.html
以下転載
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ブッチジャパンの社長さんは、この犬達の救出活動を陣頭指揮されました。
実際に犬を保護して下さったのは、社長さんのオフロードバイク仲間の御二人です。
この御二人が2頭の犬を発見し、白い犬と茶色の犬を「赤ちゃんをおぶる時の、おんぶひも」で、背中におぶって、数百キロ、2台のバイクで搬送したそうです。
茶色の犬は、茨城のシェルターに収容されまして、御腹一杯食べているそうです。
白い犬は水戸の獣医師さんのところにいて療養中です。
2頭とも、首輪に飼い主情報があり、飼い主が判っているそうです。
この方々の活躍で、他にも16頭の犬が保護され、現在、山形に保護されています。
この犬達の今後の行き先も、ほぼ決まっているそうです。
保護された犬の多くは、マイクロチップでなくても、首輪にジップロックをガムテープで巻き付けられていたりして、中を開けると、飼い主の住所や連絡先、なかには御金が入っているものがあったりしたそうです。
飼い主の「どこかで保護されてくれ!。」という強い愛情を感じました。
飼い主さんが「御前は生きろ!。」という意味で、津波の際に急いで首輪に付けて、鎖から放したり、家から出して自由にした犬達だろうという話しです。
私も地震の時に同じ警告を出しました。
「生き物は外に放してあげて下さい!。」と。
同じ事を考えた人が沢山いたのですね。
全ての行動と、動物を思う強い気持ちに感謝です!。ありがとうございました!。本当に良かったです!。
私の団体も、来週から現場入りして活動する予定です。
今後の活力にしたいと思います。
最後に御願いです。
皆さん、ペットにマイクロチップを入れて下さい!。
今、行方不明になっている犬や猫の多くがマイクロチップを入れていません!。
首輪もして、マイクロチップも入れて下さい!。
首輪だけでは外れてしまう事があります。
これからの時代、マイクロチップを入れていないで行方不明になった場合は「飼い主の責任」という時代になってくると思います。宜しく御願い致します。
※今回の犬の保護の件でブッチジャパンの社長さんへ電話する事は御控え下さい!。感謝の気持ちを表したい人は、ブッチジャパンさんの商品を購入するとか、メールで感謝の気持ちを御伝え下さい。宜しく御願い致します。
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動物の保護活動には様々な考え方や意見があると思います。
私自身、獣医師という仕事をしていていまだに正解が見つけられない問題です。
上記のブログを読んだときに、私自身少なからず思うことがありましたので、転載させていただきました。
今回のような天災によって、身元が分からなくて不幸な思いをする動物やご家族の方が、一人でも少なくなってくれればと思います。