もうすぐ3月になろうというのに何でこんなに寒いのでしょう?
あまりに寒いのが続くと、膀胱炎や腰痛になるワンちゃんや猫ちゃんが出てくるので、
動物の健康管理をする獣医師としては早く暖かくなってもらいたいものです。

最近、私のハートをがっちりキャッチしている生き物がいます。


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アナホリフクロウです。
アナホリフクロウとは猛禽のフクロウの一種ですが、通常のフクロウと比べると
少し特殊な生活をしています。

その名のとおり、穴を掘ります。といいたいところですが、あまり穴は掘らないそうです。
一般的なフクロウは木の上に巣をつくり繁殖し、生活の拠点としています。
アナホリフクロウの場合、地中に巣を作ってそこを生活の拠点としています。
ほとんどがプレーリードッグの使っていない巣穴を間借りして巣にしているといわれています。

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ご覧の通り、アナホリフクロウは通常のフクロウと比べると、足が長いです。
なぜ、長いのかというと、生活の拠点に理由があるわけです。

前述のとおり、アナホリフクロウは森に住んでいるのではなく、
木々があまりない草原に住むフクロウです。
そのため、餌を探すために留まる木がないのです。

では、どうやって、餌を探すかというと、草原をバタバタと走り回ります。
走ってきたアナホリフクロウに驚いて、飛び出したバッタやネズミを獲物として捕らえるのです。

また、空を飛んで餌を探すときもあります。
空を飛ぶときも、じっくりと草原の中を探すために、空中で一箇所に静止しながら
飛ぶことができるのです。
いわゆるホバリングをするのです。
ホバリングができる猛禽は意外と少ないので、そういった点から見ても
アナホリフクロウは特殊なフクロウだといえます。

先日、実際にアナホリフクロウが走る姿を見る機会があったのですが、相当かわいかったです。
しばらくは、アナホリフクロウ熱が冷めなさそうです。

下に、you tubeで見つけたアナホリフクロウの動画を貼っておきます。