宙と空 -10ページ目

宙と空

〜そらとそら〜
わたしに起きた非日常的な実体験を綴っています。


深夜、めそめそと泣いていた。

誰にもぶつけることのできない悲しみを思って。

誰かに受け止めてもらいたかった。

カーテンの向こうが暗闇の中でばっと光った。

カーテンを開けてみてそう囁かれたような気になり、

私は泣くのやめて、
とっさにカーテンを開いた。

車かな?

車はいなかった。窓をあけて夜の空気を吸った。心が落ちついた。

ふと、
空を見上げてみると、とても輝く星を見つけた。

私はこの星が、私の一部始終を見ていたように感じた。私の悲しみを受け止めてくれたような気になった。

私は、その星にお礼が言いたくて

その星の名前を調べてみることにした。

その星の名は、アルクトゥルス。

その星は私の悲しみを誰かの変わりに受け止めてくれたのだ。

ひとりだけれど、ひとりではないことを体感した夜だった。

その星は、傷ついた私の魂を翌朝まで治療してくれた。

私も誰かのそんな存在になりたいと思った。

ありがとう宇宙。

今日も宙が呼んでいる。