あの宇宙人たちがなんの目的で私のところへ訪れたのかわからないままだった。
良いものなのか、悪いものなのか わからなかった。どうすることも出来なかった。
不安はあったが、まあ大丈夫だろうということにした。
私は、子どもの頃からよく眠る子だった。
昼寝をしては、寝てばかりいてと祖父に怒られていた。
今思えば、寝ている時に金縛りにあったり、この世の存在ではないやさしい人に声をかけてもらっていた。
当時、UFO、宇宙人、超常現象などの特番がテレビではよく放送されていた。宜保愛子さんの心霊番組や、あなたの知らない世界なんかも大好きだった。
テレビを観たあとのトイレやお風呂は格別にこわかった。
噂で朝起きた時に枕が鼻血で染まっていたら、宇宙人にチップを入れられているという噂が流行っていた。
私はしょっちゅう鼻血を出していた。朝、起きると枕が血の海だった。
自分も宇宙人にチップを入れられているのではと本気で怯えていたものだった。
その頃からだった定期的に悪夢をみるようになったのは。
同じシーンから始まり内容もまったく同じ夢を毎晩みるようになった。そして、表現しようのない罪悪感に包まれ苦しむ。
一度、その夢を見始めると一週間は続くのだ。またかと憂鬱だった。夜が来て眠ることがこわかった。
うなされ、目が覚めるとびっしょりと汗をかいている。家族にも私を救うことはできなかった。自分なりに心を落ち着かせ眠ろうとしても。再び、悪夢の続きが再生されるのだ。
大きな柱、中世ヨーロッパを思わせるようなデザインの柱が倒れていくシーンから始まり、たくさんの人々が助けてと逃げまどうシーン。倒壊していく情景。私はその惨状を見つめながら、無力でなにもできず。自分のせいだ、自分のせいだ、とんでもないことをしてしまった、という罪悪感に包まれるのだ。
まだ、10歳にも満たない私にはこの経験したことのない感情を処理することができず飲み込まれては苦しんだ。
大人になり、まったく同じを夢を一度だけみたのだが。とんでもない罪悪感と苦しみに襲われた。
人としていちばんしてはいけないことをしてしまったような感覚。生きていることに罪悪感を感じる。
この感情を幼い私が感じていたと思うと気の毒に思った。
あとになってわかったがこれは、私の前世での記憶だった。アトランティスでの記憶だ。
壊れていくアトランティスをどうにかしようと仲間と尽力したけれど。アトランティスと共に沈んでいった。
救えなかったという罪悪感は、わたしのこれまでの人生をなぞり続けた。
前世を含め、強い罪悪感から人を救おうとなんどもしてきた。
でも、時代は変わってしまったようで私のこの罪悪感も時代と共に必要性を失ってしまった。
それでも、
私は、なんどもなんども罪悪感を再生し続けた。
自分を責めたかったし、怒りたかった。守りたかった。この罪悪感から救われたかった。
最後の地球でこの人生をどう彩るべきか決着をつけたい。
この時を待っていた。
努力や根性を手放し、
おもしろいものにするべき時がきた。
そしていつか出会うであろう君に
こんなことがあってねと話しがしたい。
