先日、父が永眠しました。
ご予約などの急な変更をお願いし、
快諾くださった方々、ありがとうございました。
もう少しだけ、お休みさせて下さい。
息子の誕生日を迎えるか迎えないか、という夜中に、息を引き取ったそうです。
小さく、痩せ細った父とお別れをしてきました。
その数日前、吐露したくなって非公開で投稿してたものを解放させたくてあえて載せます。
親孝行な人は、読まないことをオススメします。
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自分にとってのヒーローが、老いていくのは、分かっちゃいてもショックである。
父は、私が子供の頃から霊力高い能力者で、痛みも不調もたちどころに治してくれるし、低級霊からも切り離してくれる、まさに私のヒーローだった。
そのヒーローが、私の声も聞き取れず、意識も朦朧としたり、暴れたり、夢の世界で話してたり。そんな報告を聞く。
いつかはそんな日も来ると分かっていても、受け入れがたさはある。
しかし、意識を失って、三途の川から戻ってきてからが長く、こちらにもある程度の覚悟が備わってきたのも確か。
怒りが強すぎて、超自己中で、我儘で、オレ様な人なので、敵も多かったし、父親としては尊敬できない人だったけど。
チャキチャキで、なんでも出来る器用貧乏で、好きなことしかしない、嫌なことはテコでも動かない、仕事もあっさり辞めて、やりたい事のために我が子に連絡もなく移住して……まさに、今流行りの、「肚の声に従って」生きる先駆け。
本人は、幸せな人生だったし、家族ほったらかしで好きに生きてきたんだから、いつでも好きに逝けば、という冷たい自分もいる。(拗ねた状態ともいう)
そして、生き写しのように父親そっくりな私も、同じ人生を歩むのかと思うと、手放していかなきゃならない感情も課題も山ほどあるんだな、と思う。
家族を何よりも大切にする夫からは、私の今の態度、考え方は、強い口調でたしなめられる。
そんなこんなを考えていたら弱気になるので、とりあえず、今を動いていく事にする。
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私の望み通り、勝手に逝きました。
後悔ありません。
とても寂しいだけです。
血の繋がりは無くとも私たち兄妹より「家族」らしい、多くの孫たちに囲まれて、その地に眠りたいという遺言だったことからも、幸せだったのは充分に伝わる。
母が生きてれば、私たちで繰り広げられたかもしれない光景を見て、親の人生と子の人生は、それぞれが選んできたもので、自分の人生の責任は100%自分にあり、やっぱり自分で決めていくだけと思いました。
あらためて、父親の生き方を尊敬して、認めています。
家族がバラけるのが不幸、仲良くいられるのが幸せ。そんな価値観が正解ではないです。
全ての人の生き方が、全ての人にとっての常識で正解。
家族の愛し方も人それぞれ。
生き方に正解も間違いもないんだと。
大切なのは、自分はどうしたいか、だけ、です。
全ての人の人生が、幸せでありますように。