好きの世界 -7ページ目

マイ・ファニー・ヴァレンタイン、第一回好きを調べてみよう

このブログを最初の記事から見て頂いてる方は


覚えてるかも知れません(恐らく忘れてるであろうw)


好きな物事を調べ上げ記事にしてアップするという


自分の些細な書き込みを・・・遂にそのプロジェクト


今始動する!(大げさだなぁw)、そうそれ・・・


「好きを調べてみよう!」。好きだけど意外とあまり


詳しく知らないなぁ、とか、好きだけど何でだろう?


といった疑問(あくまで自分のw)を調べてここで


発表するシステム~♪な、企画ですww。





さて第一回「好きを調べてみよう!」のお題は


タイトルの通り「ヴァレンタイン」についてです、中々


タイムリーじゃないでしょうかw、このブログを見て


ジョジョラーの皆様残念です、ファニー・ヴァレンタイン


大統領の事では有りません(笑)。ではヴァレンタイン


について、どうぞ。




まず、セイント・ヴァレンタインズ・デイ(ヴァレンタイン)


は3世紀頃の司祭、司教(主教)複数人の殉教者を


敬う事が由来で始まりました、その聖人(たち?)を敬い


祝う記念日です、主に269年に殉教者となったローマの


聖ヴァレンティヌスの事を指しているんですが、その頃


カトリック教会により書き残された情報が少なく曖昧で、


またその頃ヴァレンティヌスが比較的ポプュラーな名前


だったため同姓同名の殉教者が14人ほどいましたし、


テルニのヴァレンティヌスと言う聖人(同一人物と言う説


もあります)がほぼ同じ地域と時代に生き、殉教し同じく


フラミニア街道で埋葬されている事から情報が混乱


しているところが多いようです。

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エルサレムはシオンの丘マリア永眠教会に有るモザイクで


描かれた聖ヴァレンティヌス、ちなみにヴェレンティヌスの


語源は「ヴェイランス」と言う言葉で「相応しい、力強い」


という意味の言葉です。





では、史実的に正しいかは定かではないのですが


聖ヴァレンティヌスの物語はこんな感じです・・・




時は3世紀後半のローマ、当時の皇帝クラウディウス


2世は軍事力に力を注いだ軍人皇帝であり近隣の国


との戦火が絶えない状態だったため多くの力強い若い


兵士を必要としていた、法的に若い既婚者を軍に徴兵


出来なかった事と故郷に妻子をのこす兵士の士気が


低いのではないかとの疑いから、若者そして兵士の


結婚を禁止したと言われている。




医師でもあり、心優しい人間だった伝えられている


ヴァレンティヌス司祭、彼は結婚を禁止されていた


兵士たちとその思い人たちとの間での手紙や連絡


などを受け持ったとされている、恋人たちが互いに


宛てた手紙やメッセージ、花などを調達して仲を取り


持ち、そして結婚式まで執り行い皇帝の下した禁令に


背いていた、ヴァレンティヌス司祭が破っていた禁令


はもう一つ有った、それは囚われていたキリスト教徒


の手助けや監獄からの脱獄だった、囚われの身に


なった信者の多くは拷問や暴行などで命を落し遺体も


ちゃんと葬られておらず、ヴァレンティヌス司祭は何人


かのキリスト教徒たちと遺体の回収、埋葬なども隠れ


て行っていたとされる、だがその行いが皇帝にばれ


ヴァレンティヌス司祭は囚われの身となる。

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軍人皇帝・クラウディウス・ゴティクス2世のコイン




監獄に入れられ監視されていた日々を送っていた


ヴァレンティヌス司祭、だが皇帝クラウディウス2世


は彼のことを気にいったらしく自分の前に呼び出し


キリスト教を止めローマの神々を崇める事を命じた


、だがヴァレンティヌス司祭はそれを受け入れる


どころかキリスト教への転向を皇帝に薦めた、結果


ヴァレンティヌス司祭はクラウディウスの逆鱗に触れ


処刑を命ぜられる、処刑されるまでの期間中監獄に


戻されたヴァレンティヌス司祭は看守たちに説教


を行っていた、盲目の娘がいた看守が一人おり、


召使だったその娘は説教を聞きにヴァレンティヌス


司祭のところへたびたび訪れた、父親である看守は


娘の盲目を治してくれるなら全てを受け入れキリスト


教の信者になろうと申し出た、ヴァレンティヌス司祭


は盲目の娘の為に祈り奇跡的に次の日娘は目が


見えるようになった、ヴァレンティヌス司祭はその


娘に恋心を抱いており、処刑される前日、娘に手紙を


残している、信仰をなくさないようにという内容の


手紙だったが最後に「あなたのヴァレンティヌスより」


と書き残したとされている、次の日2月14日に


斬首刑で殉教したとされる。




ちなみに海外でヴァレンタインの日には好きな相手や


自分の事をヴァレンタインと呼んだり書いたりします、


たとえば告白で「私のヴァレンタインになってください」


や「あなたのヴァレンタイン」などの応用が有ります、


上で書いたヴァレンティヌス司祭の手紙が元になって


いるとか・・・中々ロマンチックですよね・・・ ・・・


水をさすようで申し訳ないの世界なんですがw、上記


に書かれている物語は史実的にみて信憑性が無いと


いっても過言ではないんですよね(汗)、幾つかの


ポイントが有ります。




まず皇帝クラウディウスは遠征にほとんどの時間を


費やしローマには余りいなかった事。




クラウディウスの前の皇帝がキリスト教徒に対する


取調べや非道徳的扱いを和らげたのに対して


クラウディウスが意味無くそれらを戻しローマ内の


治安を著しく下げるような行為はしないだろう


という事。




話の食い違いが多い聖ヴァレンティヌスの実態が


もやもやしている事。




2月14日は元々古代ローマで全ての神々の女王


「ユノ」を祝う日で、ユノは結婚と家庭の神でも有る、


翌日15日はルペルカリア祭が開かれ、生活を別々


に送っていた当時の若い男女たち、祭りの前日には


女性たちが自分の名前を書かれた紙を桶に入れ、


翌日男たちが桶から引いた名前の女性と祭りの期間


一緒に居る事を許されました、そのほとんどが結婚


したらしいんですが、カトリック教会がローマで力を


掴み始めるにあたり異教徒との衝突を避ける為


その習慣や祝いなどを無くするのではなくやんわりと


「クリスチャンナイズ」する為に、恋人たちの守護聖人


で結婚の為に殉教した(言伝えの)聖ヴァレンティヌス


の名前を借りてルペルカリア祭に代わる新たな「恋人


たちの祝い日」セイント・ヴァレンタインズ・デイを


作り上げたのではないか?という説が有る事。




496年にカトリック教会ローマ教皇ゲラシウス1世が


ヴァレンタインを祝日として祝い始めた時に残された


文章で「人々の記憶に留まり名だけ残され呼ばれて


いる者たち、彼の業績もまた神にのみ知られている」


という文からも分かるとおり当時も聖ヴァレンティヌス


についてほぼ何も定かではなかった事。




そして一番大きい理由は聖ヴァレンティヌスの物語の


大半が中世時代のヨーロッパ、1260年に出た当時の


ベストセラー本「Golden Legend」から来ているのと、


1412年にジェフリー・チョーサー作の本「Parliament


of Foules」がロマンスとヴァレンタインを結んだ最初


の書物である事などから、聖ヴァレンティヌスの物語


が持つロマンティックな要素が後から付け加えられた


のであろうと言う説が最も史実的に見て正しい事が


つげられます。




とは言え実在した聖人(たち?)である事は確かで


4世紀の中頃には彼を称えた礼拝堂が建てられ、


遺骨なども納められていたようですが15世紀頃に


遺骨を移動させた後に壊れてしまったようです、


ちなみに聖ヴァレンティヌスの頭蓋骨はローマに有る


教会で今も展示しています。

好きの世界


サンタ・マリア・イン・コスメディン教会に収められている


花の冠を被った聖ヴァレンティヌスの頭蓋骨。




何はともあれ史実に基づいた確かな情報が少なく


聖ヴァレンティヌスを取り巻く大部分の話の信憑性


が低い事からカトリック教会では、496年頃から


祝日とし祝われてきた聖ヴァレンタインの日を1969


年付けで聖人暦の祝日から正式に取り除く、それを


期にキリスト教において2月14日は祝日ではなく


記念日という形におさまりました。




では、みんなが祝うヴァレンタインはどんな流れで


今に至るのか軽く説明します、15世紀頃のイギリス


やフランスで2月14日には春を迎える鳥たちが


繁殖期に入リパートナーを探すと思われていた事


から聖ヴァレンタインの日に気持ちを小さなノートに


書き綴り他の人には内緒で思い人に伝える事が


流行し始めました、歴史的に最も古いヴァレンタイン


のカードはチャールズ・デュークという人が捕虜として


捕らえられていた時、妻宛に送ったラヴレターで、


今もイギリスの国立図書館に保管されています。




そういう時代が長く続き18世紀中ごろにはグレイト


・ブリテンで大々的に祝われ始めノートや手紙だけ


ではなくオシャレなカードを送るようになり18世紀


の後半には印刷技術の向上からヴァレンタイン・


カードブームがおきる、この頃社会的には人が


個人的な思いをや気持ちを表現して書く事は良く


無いとされていたので、需要からカードには前


もってメッセージが印刷されるようになりました、


今購入時で多くのカードにメッセージが印刷


されているのはヴァレンタインという日が有った


からこそなんです、1700年代初期のアメリカでは


手作りのヴァレンタイン・カードを作り男女が交換


する事が当たり前になりつつあった、1840年代


アメリカのマサチューセッツでエスター・ハウランド


という女性が父の取引先のイギリス人男性から


レースで飾られたヴァレンタインカードを貰いその


カードの美しさに魅了されイギリスからペーパー・


レースを輸入してデコレーションカードを作って売り


始めた、そのカードシリーズドがきっかけでアメリカ


のカード業界は著しく発展していく、彼女は大成功


して後にアメリカンカード業界の母とまで言われる


ようになり、今も優秀な出来のカードにはエスター


賞という賞が送られる。

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エスターが1850年代に作って販売したカ-ド





さて、チョコレートをプレゼントする習慣ですが


イギリスで始まりました、1868年にキャドバリー


社の二代目社長リチャード・キャドバリーと弟の


ジョージ・キャドバリーが美しい絵の描かれた


贈答用の「ファンシー・チョコレート」を売り出し


、後に可愛いハート型の箱や凝ったデザインと


イラストの描かれたキャンディボックス風の


バレンタイン用のチョコとして発売した事が


きっかけでヴァレンタインにチョコのプレゼントを


送るのが大ブレイク!定番になりもはや今では


ヴァレンタインの中心にある習慣になりました。

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キャドバリー社のヴィンテージチョコレートボックス


初期の物の多くはリチャード・キャドバリーが絵と


デザインを自ら担当している。





そして、ヴァレンタインという記念日は人類の


歴史で見ても稀に見るほど商業性を増して行き


クリスマスやその他の祝日の商業化を促したとも


言われています、20世紀に入りアメリカでは


カードやチョコだけでなく花束やその他の物を男女


問わずプレゼントとしてあげたり交換する事が進み


、1980年代にはアメリカの宝石業界が宝石、主に


ダイヤモンドをプレゼントで送るPRキャンペーンを


始め有る程度定着させました(富裕層にはww)、


今では年間に送られるヴァレンタイン・カードは


10億枚以上でクリスマスに次いで2位です。




日本では1936年に神戸モロゾフ製菓が英字新聞


に「バレンタイン」の広告を載せたことが最も古い


ものである、他にも多くの会社(森永、ソニー)が


日本でバレンタインを定着させようとしましたが


意外と手こずり長い間普及しませんでした、不思議


と人気が出たのが昭和40年代後半から、で小学校


高学年から高校生までの学生層に広く普及し行き


昭和60年代には主婦層にも定着した、当初は


チョコに限った物でもなく「女性から男性に」といった


決まりも無く日本におけるバレンタインは「チョコ業界


の陰謀説」というのは意外と違うようです、学校で


普及し始めた物が家庭に浸透し、遂に来たか!と


チョコ業界が後から飛び乗り、結果的に乗っ取った


ようです(笑)、女子が男子にチョコを送る日本型


バレンタインは昭和50年代前半に始まり、昭和


50年代の後半には更なる日本式バレンタインの


要素が増えた、ホワイトデーと義理チョコの登場


である、様々な00チョコが増えて行き今では日本


におけるチョコレートの消費の2割がヴァレンタイン


の日に消費されると言う。




他の国はどうなんでしょう?、韓国では日本に近い


感じで祝われています2月14日に女性が男性に


チョコを送り3月14日に男性がチョコではない菓子類


を送る習慣が有るようですが、バレンタインや


ホワイトデーで何も貰えなかった人たちには4月の


14日になブラックデーが有り、ジャージャー麺を一人


で寂しく食すようです!?ww(もし補足などあれば


ありがたく置け賜ります)、韓国では毎月14日は


恋愛やカップルに関する何かしらのイベントが有る


ようです、中国では男性が女性にチョコや花束を


送るようです、台湾ではヴァレンタインに男性が


女性にチョコを送りホワイトデーに女性が男性に


チョコを送るようです、イスラム教の国ではほとんど


祝われず尚且つキリスト教の祝日とみなされ禁止


されている国も多いようです、ヨーロッパやキリスト


教が盛んな国ではほぼ違いもなく祝われている


見たいです、一つ面白い事にヴァレンタインが無い


国や祝わない国、キリスト教が盛んではない国でも


何故か2月には古くから恋人たちや愛する人たちを


想い祝う儀式や祝日、祭りが多いみたいです、


面白いですね意外と祝っている宗教や習慣や


由来が違ってても世界中で同じ季節に人は大事


な人を想い、敬い、感謝を示し愛を祝っているん


ですね、表面的な違いや文化の違い、宗教観の


の違い、性別差別、社会的な地位やプライドに


商業的な目論見や戦略はただ「好き」だという


形の無い簡単な想いの前ではとても小さな事


なのかも知れません。




もし好きだと思える人が居るならば、それだけでも


祝うべき素晴らしい事だと思います、その日が


「ヴァレンタイン」と言う名で呼ばれていたとしても


そうでなくとも、そのイベントをきっかけに何時も


なら恥かしくて伝えられない感謝や好きという想い


を妻や夫、子供や兄弟、親やお世話になってる人


友達やピグトモにw、愛してる人に伝えてみては


いかがでしょうか?お金や物が無くても良い、


どんなに分けても形が無くとも「好き」は「好き」。




個人的に一番好きなラヴソングの一つジャズの名曲
チェット・ベイカーのカバーで「マイ・ファニー・ヴァレンタイン」

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