健康記録のすすめ | PHODOGIARY+

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昨夜、ソファでごろごろしながらHIMAを撫でていた時のこと、

ふと手を見ると、抜け毛がビッシリ…!!


背中から肩にかけて、撫でれば撫でるだけ毛が抜ける!


一昨日と昨日、すこ~し元気が無いかも知れないような気がしない事もないかも知れない?

様子だったので、一瞬ぎょっとした。

(飛んだり跳ねたり、ご飯はいつもと同じく快食快便だったので、恐らく正月休み明けの留守番適応かと…orz)


OMG!ヘンな病気だったらどうしよう?!深夜救急駆け込むか?!(←馬鹿)


ここでふと思い出し、取り出したるは健康記録。


HIMAの日本のお里(1歳半までHIMAはLEJONSOLで大切に飼われていたので)が、

パピー時代からつけてくれていた健康記録を引き継いだもの。


給餌量やトイレ回数等、毎日つけているブリーダーさんやオーナーさんもいるけれど、

根がズボラっちょな私は…毎日つけるのは挫折(T3T)


が、ヒート期間中だけはほぼ毎日、出血量、陰部の大きさ、犬の様子を記録したり、

他にも何か気になる事がある時に、メモ書き程度でもちょこちょこっと書いておくと、

後々、とても参考になるし、何かで獣医さんにかかる事になった時にも役に立つものです。



…で、話は抜け毛に戻り、2012年1月8日につけた記録に


「抜け毛がすごい。めちゃくちゃ抜けてちょっと心配になる」


と書いてあるではないですか~。



で、思い出した。


昨冬、この時季に初めてこの凄まじい抜け毛を目の当たりにし、

あまり動じない(つもりの)私もさすがにぎょっとなった。
で、HIMAの日本のお里に電話をかけ、

「たっくんの大量換毛って2歳になる前でしたっけ~~?!!」と、聞いたんだった…



それにしても、日付まで一緒なんて…正確過ぎるだろ、HIMAの体内時計。


ヒートもきっちり6ヶ月で来るし、換毛まで?!



この大量換毛がLEONBERGERの特性なのか、

或いはHIMAやLEJONSOLのたっくん(この二頭は親戚同士)のような、

SWEDEN系のラインに多い特徴なのかは、何とも言えないけれど、

日本のコ達ではあまり聞かないのも事実。


もっとも、避妊去勢をしている個体の場合、換毛について全く事情が異なって来るので、

これまた一概には言えないのですけれども…



それにしても、いくら太陽の運行を測って作られたものだとは言え、

犬とは全く異なる種であるヒトが作った365日のカレンダーに、

犬の生体リズムまでが沿うなんて、本当に不思議。


生物として、太陽の影響を免れるものなどいないのだけれど、

何だかとても感慨深く、神秘的なものと見た気がして、

2012/1/8にはさすがに背筋がぞわっとなりました。





ところで、犬の換毛のトリガーになる外因て何なんだろう。


もちろん大きくは年単位のサイクルに違いないけれど、

温暖な地方と寒冷な地方で、犬の毛ぶきや換毛の時季が違うのはよく知られている事で、

となると、環境的な外因がかなり大きく作用しているはず。


日長?

気温?

その相互作用?


野生動物の場合は、光周性がかなり強く作用する事が知られているけれど、

犬はねぇ…そもそも換毛すらしない犬種もいるし、生物学的な種としては、やっぱり特異。

日本では多くの犬が秋~冬にかけて(11月頃~)から換毛し、

この時期にはほとんどのコが換毛終わっているのよねぇ…


が、どうやらHIMAの換毛期は1月上旬っぽい。


これはどういう訳なのか。


ヒートとの関係は無視できないにしても、

そもそもヒートは2011年/2012年ともに、9月20日からで、

3ヶ月も過ぎ、偽妊娠期間すら過ぎている以上、

ホルモンの影響をここで殊更に強調するのも、少し違う気がする。


気温も、私の住んでいる地方は相当に寒く、

気温だけで決まるのなら、もっと早く始まったって良いはず。

が、実際の所東京にいる犬達の方が換毛が早い事もままあり、主因ではなかろう。


…とすると、やはり光?


野生動物は日長が一定期間より短くなったり長くなったりする事が(正確には暗期の長短)、

換毛や発情のトリガーになるとされる。


ではなぜ、HIMAの換毛は他の犬より少し遅れるのか?


ここで注目すべきは、HIMAがSWEDEN生まれだという事。


概日リズムは環境に応じて修正され得るけれど(代表的なのは昼夜)

光周時計は、先天的な要素が大きいとされ、

“不自然な”生物であるイヌですら、例外ではないと思う。


ここで、単純に日の出日の入り時間から出した、

SWEDENの年間の暗期時間を見てみると、ざっくり以下のようになる。


10月 13時間

11月 15時間

12月 17時間


高緯度のSWEDENでは、冬至にかけて極端に夜が長くなるのが分かる。

一方で、日本はざっくり以下の通り。


10月 12時間

11月 14時間

12月(冬至の日) 15時間


お分かりでしょうか。


一般的に犬の換毛が始まる時季とされる11月頃の暗期が、

SWEDENと日本では1時間以上異なっており、

SWEDENの11月頃の暗期と同じ暗期が日本で得られるのは、

12月の冬至前後(12月初旬の段階では15時間に届かない)


いささか短絡的ではあるけれども、

SWEDEN生まれのHIMAにとって、日本の秋の夜は短過ぎるのかも知れない(日が長過ぎる)


換毛のトリガーとなるのが連続暗期15時間前後だとすると、

冬至を過ぎて初めて換毛期に入るのでは?という私の仮定は、

そんなにも的外れでもないような気がする。


そして、外産の犬の毛ぶきが日本では思わしくないのも、きっと無関係ではないはず。


換毛のタイミングがずれれば、外気温のずれにも繋がり、

毛ぶきに好ましいベストタイミングに遅れるという解釈も出来る訳で…



もっとも、これを立証するためには外界から完全に隔離された空間で、

暗期/明期を厳格にコントロールした上で、かつ反復性がある事を示さなければいけないので、

そんな事を犬で出来るはずもなく、あくまで仮定の域を出ないのだけれど。




けれど、換毛期の記録はやっぱり取り続けて見ようと思う。


面白過ぎるんだもの!!





タイトルから脱線しまくり&超マニアックな長文になりましたが、

健康記録を取っておくと、色々面白くってしかも役に立ちますよ!というお話でした♪