決して、犬の可愛らしさが伝わる写真ではないけれど、
私が好きなのは、やっぱりこういう写真なんだろうなあ。
自然の中に在る犬の姿。
可愛い…というよりは、美しい。
普段、これほどまでに近くに在る君がふと、
不可侵の野性の存在に見える時。
夕暮れの山の静けさを切り裂くように聞こえる鹿達の声に耳をそばだて、
細胞の一つ一つが、今にも駆け出さんばかりに、
ぴりりと緊張した姿を見るのが堪らなく好きだ。
軟弱甘ったれ犬種のLEONBERGER。
けれど、その深くにある瑞々しい野性が甲斐まみえる瞬間、
私は涙が出そうなくらい、
君とこうしていられる事に幸せを感じる。