本物の健康に導く
予防医学指導士の井村政子です
アディクションとう言葉をご存知ですか?
かっこよく言っていますが、依存症の事です。
今日は依存と健康についてのお話です。
人間はほとんど何かに依存して生きています。
それぞれ、程度と対象物が違うだけです。
薬物依存なら大ごとですが、
食べる事、携帯、子供、旦那さん、買い物、お酒、仕事
これらに大なり小なり依存している場合がほとんどです。
人はなぜ依存するかとうと、気分の高揚や変化を感じたいからです。
そして簡単に言ってしまうと、幼稚だからです。
人間は
「快感を求める欲求」
↓
「力(権力)を求める欲求」
↓
「人生に意味を求める欲求」
という段階を経て精神的に成長していきます。
この成長が上手くいっていないと、いつまでたっても
快感や権力を求める事のみに人生が追われてしまいます。
癌の原因トップ3は
感染・喫煙・飲酒です。
(国立がん)
感染はストレスによる免疫低下が原因と考えられますよね。
喫煙・飲酒は依存のココロからきています。
依存症と診断されなくても、身体を害するくらいに飲んだり吸ったりしていまう。
これは自己管理ができない幼稚さの結果です。
「人生に意味を求める欲求」というのは、
物質レベルではなく、精神性重視の思考です。
人はなぜ産まれてきたのか、
どうやったら魂は磨かれるのか。
自分はどんな役割を持って生まれてきたのか。
生きる意味、やりがいを見つけた時に
快楽の欲求よりも、
身体を大事にして、やりたいことを全うしよう。
と思った時に初めて、
身体のために、甘いものを控えよう。
食べすぎは良くないよね。と理性が働くようになるのです。
「快感を求める欲求」
↓
「力(権力)を求める欲求」
↓
「人生に意味を求める欲求」
は順番に成長するわけではなく、
行ったり来たりします。
人生に意味を求める欲求がいきなり100%に
なるわけではありません。
人間でこの世に生まれてきたので、
快感や権力を求める欲求は多分消えることはないかもしれません。
それはそれでいいのです。
人生に意味を求める欲求の割合が増えていけば、
快感と権力の欲求の質が変わっていきます。
自分だけの小さな欲求から
他人のための大きな欲求に変わっていくのです。
そうすると依存はなくなり、
自立した本当の大人へ成長することができます。
依存がなくなると、病気になる確率もグッと減りますよ