さて、ノロで体調不良に悩んでるパパ・ママはさておき

リハビリです。
乳児のリハビリは何をするのかなーと思ってました。
リハビリする人は大きく分けて
PT(理学療法士)
OT(作業療法士)
ST(言語聴覚士)
NS(看護師)
の国家資格があります。よくいう「リハビリの先生」ですね。
専門性はあるのですが、臨床(現場)では、PTがOTのリハビリしたり、NSがやったり、
OTがPTのリハビリをしたり、PTがSTのリハビリを行ったりとかあります。(特に訪問)
病院とかはその辺しっかり分けていますね
すごく単純に

PT=立つ・歩く・座る動作
OT=生活全ての動作
ST=話す・聞く・食べる
NS=全部

という専門性です。
ちなみにパパPTが今まで働いた病院は全部ガチの体育会系でPTOTSTの確執。
縦関係がすごかったです。
・・・・それは、さておき。ここまでが事前説明。

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で、リハビリですが若い女性のPTでした。
パパ・ママ・わが子といたのですが、基本パパには意見聞かれませんでした
 一応、PTの評価の参考になってほしいと、アプガースコアだけは伝えました。
(アプガースコアは、どの病院に行っても先生が反応します。
別の病院を受診する際は覚えて伝えると良いと思います)


最初に聞かれる事は、ママに対して
「何が一番困っていますか?」
ママは答えます
・「指が屈曲していて伸ばさない」
・「発達が遅い」
・「頭が小さい」
・「左手を寝返りの時に使わない」
・「ハイハイできない」
・・・・etc
わかってもらおうと、わが子の状態を説明します。
PTの人はそれらを根気よく聞いて、一言
「その中で何が一番困っていますか?」
ママは詰まって・・・
ママ「発達が遅れているかもしれ無い事」
「それは何を見て思いましたか?」
ママ「物を見ても手を伸ばさない。興味を持たない」
「じゃあ、それを見てみましょう」

あー・・・なるほどなぁ と思ってみてました。
リハビリに来られる方のNeedを探しなさい。と学校では習います。
まず最初に言ってくるのはdemand(要求)です。
これはなんでもOK「空を飛びたい」とかでも、その人のリハビリに対する要求ですから。
でも、リハビリはできない事はできません。それに「空を飛びたい」と要求の
中には、自分でもわからなかったり、隠していた本当の必要な事(need)が
あります。

さっきの簡単なやり取りの中にneedを探していく手法がありました。
まず、ママのdemandを聞く。ママは色々話しますが、じゃあ何が今一番
困っているのかと聞くと、ママは考えた上で、発達について答えます。
PTは、その中の何の動作から感じているかを聞くことで、
「物を見ても手を伸ばさない、興味を持たない」という仮のneedを引き出しました。
数秒のやり取りではありますが、PTで習った手法を久しぶりに見て昔を思い出しました。

さて、リハビリ開始です。まず評価されます。この子がどの程度できる子なのか。
これは、どこでも一緒ですね。
PTは、ガラガラを出してうつ伏せになってるわが子の前に置き、反応を見ます。
しかし、優秀なわが子
何故か今だけ手を伸ばします!っておいいいい 、今まで一度もそんな事しなかったのに!

とはいえ、2回目。3回目と品を変えると目の前数センチの品物しか興味を示しません。
次に興味を示したおもちゃを左右に振ってどの範囲まで興味を示すかを調べます。
最後に座位姿勢を取らせて、同じようにおもちゃの興味の示す範囲を調べます。
この時に、子供の動作の評価もしているはずです。

「月齢から考えて、確かに少し遅れているようですね」
との判断。ママは、「どうにかなりますか?」と必死です。

PTからは、
「基本、子供は何もしなくても立って歩いて発達していくものです。
次の発達へスムーズに進ませるためにお父さん、お母さんで手伝ってあげてください」


・基本的にうつ伏せからの上肢支持ができてるので、うつ伏せの時間を多くとる。
・おもちゃを目の前ではなくてあえて両左右に置くことで、それを取ろうとして回転する事を
 手伝ってあげてほしい。
・回転ができると上肢と下肢の協調動作ができてきてずりばいに繋がる。
・座位は、教科書的にはまだ気にしないで良い。
・斜視の影響も考えられるので、メガネはかけてください。

という事で、これから1ヵ月に1回リハビリ追加する事になりました。
ママは専門の先生が見てくれると大喜びですが、ひとつ気になった事があります。

「この病院にリハビリにくる子の中には、最初から「この子は一生歩けません」と
きつい事を言わなければならないような子もたくさんいます。
ママは、大変気にされているようですが、子供さんは遅いかもしれませんが、
このまま発達すれば歩けるようになるかも知れません。そういう意味では、
他の子に比べて発達は進んでいるので、あまり悩まれすぎないようにしてください」


ん?と思いました。確かに大病院でリハビリにくる子は、状態の悪い子もたくさん
来るでしょう。病院の中でのリハビリの順位をつけるならわが子は優等生なのかも
知れません。
でも、私達両親の本当のdemandは、「月齢毎の通常発達のラインに乗る」
という事なのです。(それがneedかは別にして)
今、遅れてるそのラインをできるだけ取り戻したい。その為のリハビリ申込でしたが、
酷な話ですが、「通常発達のラインに絶対に乗れないお子さん」と比べて下さい。
というのは、どうなのかなぁ・・・ともやっとしたり、いや病院からの視点だとそうなるか。
と納得したりPTパパは複雑です。

でも、ママも喜んでるし、子供も機嫌よかったからいっか。
さて、これで毎月6病院+1リハビリの予定です。
お出かけ多くてよかったね!