帰省。


高齢父との時間

(※母健在)

記憶や認識が飛び跳ねる割合が

来るたびに増えてるかな…

て思ってしまうが


昔 武士

ムカシブシ

むかしぶし

むか 渋し


(…ま、いいか)


みたいな人格は消えて

穏やかでまぁるくて 優しく在る。

在る、 。

私を接待しているのか

黙って 穏やかで

目の前に座っているだけなのだけれど

昔の父より

その存在自体が

なんだか大きな 何かが在る

と感じる。



帰り際

私が靴を履いている間も

黙って後ろに立っている。

門をでる。

杖をついて、一歩一歩慎重に

ついてきて

ずっと

角を曲がるまで、立っている。

手を振るわけでも、声を発するわけでもなく。


わたしは手を挙げて

「じゃっ」みたいにして

曲がった。


試しに覗いてみた。

🧐


家に入っていない。



垣根をのぞきこみ、何やらみていた。


てんとう虫🐞か蜘蛛がいたのかな

私も、角から

父を覗き見していた。



引いてみたら

この二人は


いいね!


て、思った。



涙がたまっている感じしたけれど

適当に、つくった歌をハミングで

駅まで 胸いっぱいで歩いた。


こういうのって…


いま、

この年齢から始まって

この世界にしばらく

向き合っていくんだね。







🌳素敵な一日を🌳

 

 

 

 

 

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