紫陽花。大好き💕


おはようございます!
また、寄り道していました。
再起な『こちら』です。


先月、母の日に、、
父(86)、数時間行方を経ちました。

雨でなければ、ほぼ毎日筋力維持(アップは期待していません)のため、散歩に出掛けます。
杖をつきながらゆっくりな足取りではありますが、小一時間は辺りを散策するようです。
ま、草木浴ですね。


今思うと、ほんとに不思議なんだわよ。
いいえ、知らせをキャッチしていたのでしょう。
なんとなく、ザワザワしたんです。
それで、母にはザワつきを告げずにただ、ちょっと散歩がてら、スーパーまで行ってくると言って出ました。

歩いてる間も、なんか、、なんだよなぁって思いながら、なかば焦りを感じるように小走りだった。
スーパーでは、店内を早歩きで見回りました。


居ない。
なんだか落ち着かない気分だった。
もう、迷子になっているのを確信していた。

帰宅して、お父さん帰ってる?と聞いたら
母が、まだなのよ、遅くない?もう、2時間よ。

と、不安そうに言った。
私は「見てくる!」と今度は自転車を走らせた。
どうしよう!って少し焦っていた。

これで見つからなければ、交番に行こうって思っていた。
信号待ちで目の前をフワフワしたものが過った。
目で追うと、頭上で白い羽が、、回転する様に
舞っていた。

なんだかわからないけど、スッーと気持ちが楽になり、大丈夫な気になったのです。
あまり探す気がない感じで、再びスーパーの中をサラリと見て直ぐに出て自転車をウチに向かわせました。

実家前に、薄ピンクに見えるメタリックシルバーの小さな車が止まっていて、一瞬、義姉に応援頼んで来てくれたかな?と思うも、見知らぬ車だった。

玄関入ると、楽しそうな会話が聞こえ、いつもの
父お得意のコーヒーを淹れる香りがしてきた。

リビングには、見知らぬ女性がコーヒーカップ☕️を手に
「あ、へんな所に車をとめちゃってすみません。誰もいない大通りでガードレールに寄りかかっていたので、、戻ってお父様に乗っていただいたんです」

と、その、、キリッとした目とハキハキした口調の女性は言って、マスクを下げた。

な、なんという…美貌!😱‼️

もう、何年ぶりでしょうか、こんな美人。
立ち上がると、背は高く、ほどよく肉づき全てにバランスが良い、そんな印象的な人でした。

向かいにはニコニコした父が座っていた。

「生まれて初めて迷っちゃったな。参ったな、て色々なことが巡って、不安になって、どうしようかとおもったよ。座る場所もなく、草のうえで寝転んで休んで歩いてを繰り返した。無神論者だが、神さまがいるんだな、と感じた日だった。」
そう言って目の前に座る彼女に手を合わせた。



あぁ、良かった。
ビックリした。

でも、不思議と落ち着いている自分がいた。

黙々と、差し上げられそうなものを袋に入れていった。
友人から届いたお菓子、両親に試してもらおうと買ったココナッツ🥥オイル、茶葉、石鹸なんかを入れた。


車まで一緒に行き、お礼を言って
いいことありますよ☺️と伝えたら

「最近、いいこと無かったから、、なんだか今日は全てが吹き飛んだ感じです」

そう言って、カラカラとわらって、頭を下げて素敵な笑顔を見せた。

車に乗るとゆっくり走らせ窓から手を出してふった。
素敵な人は、、帰っていった。

天使、だった。


母の日に届いたのは、5km先からの
〝86歳、歩き過ぎた父″ だった。






素敵な一日を☕️🎶