山ランチは予想以上に大当たりで、絶景見渡してハイタッチをした。

デパ地下のお惣菜は美味しかった。
おっかさんがくれたおかずは、私たちが夢中で食べた絶品だった。
空になった容器を同時に見つめていた。
「これ、良かったね!」お互いに苦笑いした。最後の部分を譲り合ったが、、先に発つ彼に贈った。
ピーマンとキノコのオリーブオイル煮、、みたいなもので、味が素晴らしかったのです。

チーズ、生ハム、ブラックオリーブをパンに挟んで食べた。
チーズは彼が選んだのだが、私が気に入って食べていたものとはちょっと違う風味で、匂いでウォゥゥ(><@)となるのだが、驚きの美味だった!

かじる時に、鼻から息を吐けば、ものすごく美味しかった。


一緒に写真を撮った。
「僕だけを撮って」斜に構えカメラに微笑みを向けた。

引いた…?


いいえ。笑ったけれど、ドン引きはありませんでした。不思議。

彼らは、わりと、そうしてるんです。撮られ慣れている。
日本人より、うんと「さぁ、撮って!」みたいなのが血肉になってると感じました。

照れずに、自分の一番いい角度になり待ちます。keep!
自分を知っている、そんな風でした。
見習いたいが‥私は照れてしまった。


「写真、送ってくれると嬉しいな」はにかみながら彼は日記帳に住所を(勝手に)書いていた。

「…断面図、いる?」私は、一応聞いてみた。

「可能なら、頼むよ!」力強く握手してきた。
目が、、少し怖かった。

そして、リュックの中をゴソゴソやって、「良かったら、、さっき、買ったんだ」優し~~い笑顔で差し出したのは、スペイン国旗が風になびいているデザインのシールだった。

私は、言葉が出ないまま…溢れ出そうな涙を力いっぱい抑え、何度も頷いた。

バグして「お互い、気をつけて旅をしよう」と言い合った。
次いで、ハイタッチのままギュッと握りしめ揺らした。

“Gracias!”
柔らかいスペイン語が私を抜け…
見下ろす街へと広がる感じがした。

下山しながら、私はなぜか、“ビューティフルネーム”を歌い出した。

子どもの頃、この曲のレコード(!)を繰り返し聴かされ…叩き込まれた、

それを、うん十年の時を経て、ここグラナダの山中で歌い出すとは。

『別れの会』の忙しさで、頭がヘンになっているのかもしれないね、、
ニヤニヤした。
……
彼もハモってきた!
頭パーに向かっていた。2人で楽しくそして‥ちょっと切ない気分で、ビューティフルネームをハモリながら山道に響かせた。

『名前は命』そう感じた、
命さんに対する呼びかけ。

最初で最後の…
美しいハーモニーだった。


(ToT)/~~~