今回のアルハンブラ宮殿は、自分のペースで見学できた。
 
 
帰りはひとり下山。
10分ほど歩いた辺りで、人気がなくなり、ものすごく不安になった。
これ‥大丈夫かしらって。
しかし、本格的な山道ではなく、バスが下りていく道がちゃんとあるし、明るかったし、見通しのよい簡単な道だった。
 
うん、合ってる。大丈夫。
 
30分もしたら、街がはっきり見えてきたので、速度を落として景色を楽しんだ。
 
静かで、木々の隙間から午後の強い日差しが地面に延びている光景は、とても神秘的で美しかった。
そこへ近づいて目を閉じて‥浴びた。
 
中心から熱いものが広がる感じがしたと思ったら、涙が出てきてしまった。どうしたのか、泣けて泣けて止められなかった。
色々なことへの感謝が強烈に湧き上がる感じでした。
 
ひとりの不安はなく、森のような空間に身を置いていることが、とても幸せだった。
 
街はもう直ぐ。
ホッとした。
 
今までで、一番楽しい運動でした。
 
下りきる少し手前の坂道に沿って、お店があり、中をのぞくと…
大好きな!タイルや器など焼き物が所狭しと並べられていた。
 
全て丸ごと欲しい!
それくらい私には元気になれる大好物です。
 
しかし、旅人ですから、重たいものを迎えることは、自らを重くするようなもの。
(><@)ク~″″″″
耐えるしかなかった。
 
 
だが、私はしぶとかった。
 
愛猫の、、トイレの屋根に貼りたい!と小さいタイルを名前の分、
買ったのでした。
 
 
「旅の途中です。そして、日本まで帰ります。頑丈に包んでください」
 
(;´Д`)○○○伝わってるかしら…
 
 
「3㎏までなら、送料同じだ。他には?」
 
 
ズルッとなった。
な、慣れてるな。
 
 
では、全部! とは言えず、、
「いいえ、今回は、、これだけにします。頑丈に、、」
 
「あぁ、分かってる。グルグル巻きにしておくからな。無事だったら俺をおもいだしてくれ」
そう言うと、熱心に、丁寧に包み込んで確認してまた包んだ。
 
「大丈夫だろう」
すっっっごく優しい笑顔で渡してきた。
 
彼らのこの、こんな時の顔とか、言い方が大好きです。
愛いっぱい、を浴びます。
 
へこたれそうな時も、復活できるのよね。
 
私は下山の疲れも忘れ、この包まれた宝物を手に、夕焼けの美しい街をゆっくり歩いていた。
 
橙色が空を染め上げる光景は、いらない感情が癒されながら消えていくように思った。
 
 
 
本当に美しい。
 
 
 
もったいなくて…
貼らなかった!Σ(゜□゜;)
 
 
 
 
 
アルハンブラ宮殿の獅子たち