グラナダで迎えた朝。
ひとりではあるけれど、陽光ふり注ぐ美しい空間で、心満たされる朝ご飯となった。

部屋に戻る前に、フロントへ行った。
「今日まで予約してありますが、あと二泊、滞在したいです。できますか?」

私はなぜだか、最後に“できますか?”をつけるのが気に入っていて、かなりの頻度でつかった。

……………

少し間があった。



( ・_・;)
(あれ?通じてないかしら、、)



「今の時点では“No”だ。夕方に返事するので、いいかな」

分かりやすく、間を取りながら短く言ってくれた。


通じた!言っていることも分かった!!
それがめちゃくちゃ嬉しかった。
たとえ、今は“No”だとしても。

♪♪♪


とにかく、街を歩いてこよう!
支度をしに、部屋までスキップさながら戻った。

“買い物リスト”
切り取った日記帳の紙切れに書いた。

切手、水、部屋で食べるちょっとしたもの、、
よし、頑張れ!
ポケットに入れ出かけた。


いい大人が、本当に一つひとつが真剣なのです。
ドキドキするんです。

どこに売っているのか、どれくらい欲しいのか、探したり質問して、返事や話しかけられたことの解釈、お金のやりとり…
どれもが『子どものおつかい』レベルでした。

それでも、全てが真剣で新鮮で楽しかった。
生きている感覚が冴えていった。
心にかかっている靄がサ~っと消えていくようだった。


歩いていると、、
街並みが、匂い?がどこか懐かしく、優しく感じてふわっと安心感に包まれた。



やっぱり! やっぱりここが好き!!
そう確信できた瞬間だった。
何とも言えぬ安心感、心地よさ。
そして、、癒されるのです。

ここに居る、それだけで満たされるのです。十分なのです。

本当にそれだけ、だった。


私が感じているのは正しい。
ここに来たかった。
これを、この感覚をもう一度、味わいたかった。

ずっと、この時をこの感覚を求めていた。
私は今、はっきりと受け取った。




感じていることは、いつでも
わたしにとって正解。

信頼していい。




並木道の真ん中に立ちつくし、、私はやっっっと…着地した。