やれやれ、きわどかったがひとまずチェックインのレッスンは終了した
 
 
あさみちゃんとは同じ階の部屋だった。
「じゃあね、お疲れ様!またあしたにでも…」とヘロヘロな私だった。
 
すると
「後でちょっとお邪魔してもいいですか」あさみちゃんはまだまだ元気だった。
 
「あ、、少し…やってしまいたいことあるから、30分後でもいいかな」
 
ゴールのラインを少し先にかきかえられたランナーの心境だった(;O;)/″″
 
 
 
ドアを開けると、晴れやかな気分になった。
私の大好きな黄色地のベッドカバーだった。
ベッドの横を歩けるだけのスペースでこじんまりとした、でも清潔感溢れる可愛らしい部屋。
とても心地よかった。
 
小さいけれど、磨き上げた板張りの床と大理石のバスルームは、手すりや金属部が金ピカで、ドアや棚はオフホワイトで素敵だった。
 
 
真っ先に手と顔を洗い、歯を磨いた。
あ~さっぱりした!
ヘトヘトなのに、ものすごく気分がいい。
こんな気分、今までにあったかしら。
ドサッとベッドに倒れ込んで目を閉じた。
 
本当によく来たね…ウトウトしながら小さなお城の不思議な空気間で、大きな大きな安心感に浸っていた。
 
 
コンコン、、
ノックする音に気づいた。
((o・д・)ハッとして起きる、
 
あさみちゃんだっな。
飲み物とおやつ、割り勘にしたタクシー代金を持ってやってきた。
 
私は、シャワーを浴びてベッドに潜り込みたいのと、おしゃべりしたいのとで迷ったが、少しおしゃべりすることにした。
 
 
はずだったが、寝てしまったらしい。
気付くと
『おやすみなさい。明日にまた』
とメモが残されていた。