この旅の数年前までは、スペインへの直行便がありました。
しかし、就航の撤退により18年前の時点では、ヨーロッパの主要都市を経由しスペインへ行く空路だった、
どこの国を経由するかを決める際、迷わずフランクフルトにした。
ツアーで行った時、きれいでシンプルでかっこいいな、と思っていたドイツ。
時間の感覚も日本人同様、正確で遅れが少ないと聞いていたし、とにかく、空港内がわかりやすかった記憶があったのです。
各ターミナルへの移動は先導がいませんから、分かりやすさ必須でした。
私は地図を(たよりに)見ません。
現在地だけ確認します。
それから西へ行きたいのか南なのかを目指す感じです、
方向音痴ではありません。
ざっくりと、東西南北のどっちへ向かいたいかで進むのです。
標識あればだいたい行けます。
この感覚で、グラナダの山道をひとり下山した。
太陽があそこなら、あってるな、みたいな。
(危険ですから、やってはいけません!)
太陽の位置で時間を当てる特技(?)には友人も驚きます(笑)
「あ、今2時かな」
時計で確認する友人はよろめいて驚きます。
2時4分だった。
野生です。
小さい頃、雑木林で一人遊ぶ時は、太陽を見て「あ、そろそろ戻ろぅ」と出口へ向かった。
今思うと、ヘンだった。
子ども、じゃなかった。
山に住む初老(?)だった。
(!!)
さて。
フランクフルトまで、11時間は『機内生活』です。
文庫本数冊、スペイン語辞典、日記帳、おにぎり、おやつ…岩のように重たいbagを持ち込みました。
私は、狭い空間で何かを書く、描く、読む、作る時間が好きでワクワクします。
ですから、電話が鳴らず家事も買い出しもなく、読書や日記をつけ映画鑑賞と存分に堪能できる機内の11時間は“楽勝”だとウキウキだった。
しかも飲食付き!
ひたすらこもっていられる、空にある書斎。
うれしくてたまらなかった。
そんな夢膨らむ空飛ぶ書斎。
日記にはこうあります。
『今何時だろう。………え、まだ3時間しか経ってなかったー!
ハァ、、、腰が痛いな。食欲ない。頭も少し痛いかも』
(※旅日記より)
…楽しめていなかった。
つづく