翌日。
別荘から歩いて10分くらいの所に川があるとのことで、朝早くに散歩がてら行きました。


幅の狭い小さな川で、チョロチョロと心地よい音色を響かせ流れていた。

朝陽を反射してキラキラと輝いていて本当に美しかった。

私はジーンズの裾をまくり上げ、水の中に入った。
ひんやりとしてとても気持ちいい!

しばらく突っ立って水が足をなでる感覚を楽しんでいた。

その時、『ん?』と変な感覚があった。
足に目をやると、枯れ葉のような黒い何かが貼りついています。

「先生、これは、なんですかね?」
と聞くと


グレーのおかっぱが激しく揺れた。
「ヒル!ヒルよ。払いなさい」
と強い口調て叫ぶのですが
どこか他人事のように見えた。

なぜなら、愛犬を抱っこし、揺らして我が子をあやすみたいな風だったからだ。


私は血の気が引くのを感じた。

無言で、必死に払うのだが、引っ付いていて取れない。
いいえ、気持ち悪くて触れないからうまく払えない。

恐怖でした。
よく覚えていないが、とにかく血走った目で剥がしていたと思う。

本気でたおれそうだった。
諦めて倒れたかった。


その後は、ただただ帰りたい、そんな精神状態でした。

森の隠れ家も、山の幸にも
彼女と愛犬にすらもう心が動かなくなっていた。


そうして、研修を終え、帰った直後
そのクラスは辞めました。


スペインへ行く!と決めて動き始めたら、流れに乗り出したのは確かです。
Go! の印は来る。
しかし「それ違いますよ」の警告もあって、なんかこれじゃない気がする、とか合わないな、と何度も湧き上がってきます。


心と身体は正直で、正確に伝えてきます。

頭は追いつかない。
明るい気分になれないとき、何かに邪魔されている感じがするときは立ち止まること。
道からそれていることが多いです。


合っているときは、『印』に従って進むと、絶妙なタイミングで必要なものが現れ、気分はよく安心感があります。

焦らず、流れがよい方を選んで進めばいいのです。