今日のいつかは知らんが旧友の前西が西宮市にある国立兵庫医科大病院へ入院した。実はこの病院は昔からの曰く付きで余命短い病人・助かる見込みが無い患者、謂わば人生最後の砦として迎えられる病院で、此処へ入院したらゆくゆく死を迎える墓場として有名なんよ。それ故にもしやして…とか万が一とか彼奴が心配でもある。尤もそれが都市伝説で済みゃえぇけど。

 国立大の附属病院てのは一見さんの診察は駄目であっけなく断れる。町医者や私立の総合病院等の紹介状があって初めて診て貰えるねん。つまり数ある病院の中でも国立大病院の診療は非常に狭き門で、受けたい患者はあれやこれやと根回しに躍起になって東奔西走しよる。

 県立や私立の総合病院でもえぇやんて思うかもしれんが、そこは国立而も大学病院やから国の援助もあって設備は最先端で、おまけに優秀な医師が多いから必然と患者も大学病院を希望しよんや。重度の病気ほどその傾向が強く中には医師を指名する患者も居はるぐらいやで。

 この3年の間に俺の周囲で3人が癌になり前西で4人目や。1名は肺癌ステージ4で医者からも助かる可能性が無いと言われたが、奇跡的な生還を果たして現在は元気してはる。又1名は子宮頸癌からリンパへ転移して一旦は良ぅなったけど、半年も経たん内に肺へ転移して今は命が危険な状態らしい。そして1名が佑佳ちゃんの母親・邦子で肝臓の末期癌で他界してしもたわ。前西がどの程度の症状かはまだ分からんが、周りの者がバタバタと癌に掛かってしまいよる。

 梓から「最近体調が思わしくなくて…」と報告があった時は、まだ症状の軽い何らかの???と考えとったけど、こうも返事があらへんと却って心配が募って気が気やない。況してや俺の周りが癌で危険な状態に晒されとると余計に不安なんやで。よしんば軽度な???としても何らかの連絡してくれへんと、俺の心配と不安はいつまで経っても消えへんど…頼むさかい報せをくれ!!!ショボーン