上戸とは酒飲みのことで下戸は一滴も飲めない人を指す。俺は言わずと知れた酒飲みで365日欠かさず飲む方で生きる糧にもなっとんや。常に手が届く所に酒を置いてて暇なら朝からでも飲む。こういう場合ほんまは「飲む」というより「呑む」と表現した方が正しいんかもしれんけど…

 然し今の俺には金が無いので先週から呑んでへん。いや2週間前からかな?記憶がたどたどしいけども兎に角ひたすら我慢してんだわ。今は酒よりも食うことを優先してんのでしょーがない。でも食べる云うても貧粗なもんで何とか食い繋いでんやで。専らスーパーで半額品をゲットして而も1日100円以内で賄う。既に貯金が底を突いて残高も0、20日までどうするか知恵を絞ってんや。今のところ手を出してはならぬ家のローンの口座から下ろして飢えを凌ぐしか方法が無い。

 金を手にすると最初の考えてまうのは呑むことで、食うことより呑む方を優先してまうさかいつくづく呑ん兵衛の性を憂うで。酒のある生活が当たり前で欠かせん俺やったのに我慢するって、過酷な状態に陥ってんやが身を削るに等しい現実に、先を想像するとゾッとする如何わしさよ。

 下戸が羨ましい…今までの俺は、酒が呑めん人に楽しみがあんのかって訝しんできたけど、呑めんでも十人十色の生き方はあるもんやと、必死に酒を耐えとぉ己にも若干分かってきたで。呑んでへん分ネットばっかやって気ぃ紛らしとる。でも頭の片隅は呑みたい願望が渦巻いてる。

 目的を持って断酒すんのは意味があるよって立派な行為やけど、しゃーなしに飲まんのは明らかにストレスになる。何故なら禁断症状との闘いでもあるし己との葛藤でもある。自分の心に負けたらノイローゼになるかもしれんが、幸いアル中ちゃうので今は自制心で抑えられとるわ。

 ほんで1つの教訓を得た!!酒を呑まんかったら銭が浮くってことを今更乍ら悟った気ぃする。一体俺は1ヶ月なんぼの酒代を使うてたんや?但し今は我慢してるだけで止めたわけとちゃうぞ。