
今回ご紹介するのは、以前ご紹介した
“Tournament Versatile”と、並行して製作していた
SCB-63ML typeT “Crank'n Special”(仮称)です。
このロッドは、SOLID CUSTOM typeTシリーズ
唯一のグラスコンポジットロッドで、
いわゆる“巻物系ルアー”の使用を前提に作りました。

1stプロトモデル(上)との変更点は、
グリップを1ft2in(約 35cm)と1stモデルより若干短くし、
ブランクの有効レングスを確保しました。
フォアグリップとセパレート部にオリジナルカーボンパイプを採用

ワインディングチェックはFuji製のゴールドカラー
リールシートはアキュラシー重視で、
1stモデルと同じくFujiのACSシートを採用
グリップはショートのコルク仕様

ガイドは、“Tournament Versatile”の2ndモデルと同じく、
ステンレスフレームからチタンフレームに変更
グラスコンポジットブランクの特性を生かすために、
ガイド数は、“Tournament Versatile”より1個少ない
Fujiの“LNSG1291”を採用し、リングはSIC
それから、ベンドカーブです。

1stプロトモデル

2ndプロトモデル
写真では、ちょっと分かりにくいかもしれませんが、
写真上の1stモデルに比べ、写真下2ndモデルは
トルクと粘りを出して、乗せ重視のスローテーパーに仕上げました。
これにより、リトリーブ中のバイトによるバラしを軽減させます。

気になるロッドウエイトですが、1stモデルが98.5gに対し、

2ndモデルが91.6gと、7g近く軽量化に成功しました。
ちなみにこのロッド、巻物系ルアーが、あまり好きでない私は、
もともと、このロッドを作るつもりはなかったのですが、
あるスピニングロッドのブランクを注文する際に
廃盤でテーパーのキツい、とあるメーカーのブランクを
見本で送ったところ、テーパーのキツさ重視で製作されたため、
スピニングロッドとしては、太いブランクに仕上がってしまいました。
その形でマンドレルも作ってしまい、もったいないと思っていたときに
考えついたのが、この巻物系ルアー用のロッドへの変更だったのです。

そんな“嘘から出た誠”のようなロッドですが、
今後、トップウォーター、クランクベイト、
スピナーベイト等を中心にテストしていきたいと思います。