敗北からの復活 | before the dawn

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夜を縦横無尽に 駆け抜ける クリエーター sei_jin が贈る 
夜明け前の独り言コラム

生きる事は辛い。

そう感じるのは 世の中を組織から離れてひとりで歩き出してからか。
ただ弱気でそう云うのではない。

敗北は死を意味する事にあらずして
復活を遂げるための小さな一歩なのかも知れない。

何度でも敗北を喫してきた。
でも私は強かに生き続けている。

その命の綱を あなたは何本持っているだろうか?
私はその命の綱をたぐり寄せて 強かに生きている。



春、15の誕生日を迎えた翌日、彼は「路地裏の少年」でソロデビューした
彼との出会いが、15の少年を変えていった

生き急ぐ事の意味 社会への不信 大人への反抗 暴走 薄暗い裁判所の廊下
淡い恋心。そして暗くて長い浪人時代の鬱屈した感情
10代を駆け抜けたときに、いつも耳元で聞こえていた「ラストショー」
それ以来、自分の人生がシンクロするように彼の歌と共に疾走する

20代 少し大人になった気がした
大人の恋愛。夜の街で出会った年上の人妻 別れ
学生の分際で転がり落ちるような同棲
何かをつかみたくて駆け回っていた時代
自分勝手な私を優しく見つめて去っていった恋人
演劇 映画 音楽 山 スキー 長距離トラックの運転手
そして宛てのない放浪の旅の繰り返し

卒業 そして就職 恋人との別離 上京 東京
大都会に飲み込まれるようにあくせくと働かされていた駆け出しの頃
世間はバブルに踊っていた でも自分は朝まで仕事
不安 何かが違う くそったれ人生 
惨めな独身寮生活 そこを抜け出した独りの四畳半
寄る辺なき都会の雑踏 スクランブル交差点の人の波 出会い そしてまた同棲

30代 不安とバブル崩壊の荒波の中で 責任を負う事の意味
あえぎながらも負の遺産を背負って 会社を建て直すために朝まで働き通し
成功 そして恋 不倫 大人の出会い 背徳的なセックス

不惑の40代 自信 そして重責 家族 少しの息切れ
代表取締役の一歩手前 経営的確執 覇権争い 謀略 敗北
そして独立 バブルに次ぐ不況 
大波に翻弄されながらも小舟を漕ぐ漁師のよう

around 50 before the dawn 新しい夜明け前の静寂 
夢見ていたような未来はもう来ないという諦観
無邪気な恋に落ちるにはもう若くない
柔肌に顔をうずめた一瞬の安堵 そして孤独
行き先の分からない船 帰る港を見失いかけている
でも走り続けなければならない訳はある 
それは自分が生き続けている限り
それを探し求めるのが人生という旅ならば
生きている限り 15の出発からあてどない放浪の旅はまだまだ続く