どこかでまた会おう | solid alone

どこかでまた会おう

従兄弟が逝った、まだ34歳

家族以外でウチに滞在している時間が最も長いのは間違いなく彼だ
赤ん坊の頃から高校生まではしょっちゅう泊まりに来ていた
彼のオムツもよく交換したし、勉強も見てやることも多かった
家出してウチから高校に通っていた時期もあった

モノが好きなのはボクと同じ血筋だろう
でもボクより遥かに感覚的にモノを捉えることが出来る人間だった
細かいロジックもストラクチャーまたは形式に捉われることもなかった
そのせいか彼にはモノを通した人間がボクよりよく見えていたのかもしれない
モノへの拘りと人間どおしのコミュニケーションにおいて非常にバランスがとれた
みんなに好かれる愛すべきキャラクターの持ち主だった

彼の闘病は比較的長かったが、決して陰鬱にはならなかったし
再発のための今回の入院中も、しょっちゅう外出してはウチに遊びに来ていた
ちょうど一週間前はスタルクフレームのバネヒンジについて話したばかりだ

改めて思う
『死は生の対極にあるのではなくその一部として存在する』
入院中の彼に貸した村上春樹、ノルウェイの森はまだ貸してなかったな

長い間ありがと、そしてさようなら、どこかでまた会おうね