リラックスジャケット考 | solid alone

リラックスジャケット考

巷ではリラックスジャケットが大流行りのようだ

ポパイ少年だったボクはアメリカントラッドで育った
その後コムデギャルソンから受けた衝撃/洗礼はトラッドを学んだからこそのモノだと思う
それはアンコンジャケットに対しても同様だ
世はバブル時代、皆こぞってアンコンジャケットを着た
でもボクは素直にそれを着ることを潔しとしなかった

コルビジェではないが
服は体を包む機械であり、ある程度体制的なものである必要性を感じていたからだ
前衛とアンコンは違う、当時のボクはアンコンが『ふぬけた』服にしか感じられなかったし
思想の見えないソフトなファッション全般が受け入れられなかった
逆にその対極であるビビアン/マルコムマクラーレンに心酔した訳だ

もうそれから20年近く経つ
ボクはいろんなモノの歴史/構造を学ぶことが出来た
服装に関しては、色々なデザイナーの台頭と変遷を目の当たりにし
ようやくもっと自由であっていいじゃないかとも思えるようになってきた
つまりはいろいろな服を着こなすことが出来るトシになって来たんだと思う

アンコンだっていい、リラックスジャケットだっていい、思想なんかなくたっていい
その日の気分とそのヒトの美意識で、好きな服を自由に着る
ムズカシイことは考えない、かっこよければそれでいい(笑)
そう思えるようになったのはつい最近のことだ
ずいぶん回り道をした?
いいやそうじゃない、自由は不自由を学んだ上で真の価値に輝く
そういう意味で、今のボクは自由を謳歌している

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