記憶の蓄積 | solid alone

記憶の蓄積

実は将棋が好き

ボクが唯一見ているTVプログラムはNHKの将棋の時間だったりする(笑)
ほぼ毎週、ジムにてサイクリングマシンやトレッドミルの上で観戦

将棋に目覚めたのは遅くて18歳の頃
図書館でふと手にした「将棋世界」を読むうちにハマッてしまった。
当時はまだ大山康晴が現役で中原誠、米長邦雄、芹沢博文がしのぎをけずり
そこにニューヒーロー谷川浩司(実はボクと同い年)が割ってはいるといった構図
そう『光速の寄せ』だ
その後は羽生世代の台頭をリアルタイムで観戦し
いろいろな戦術/戦法の栄枯盛衰を見てきた
そして今はコンピューター将棋がプロを脅かすのではないかという状況にまでなってきた

ボクはR&Dのシゴトを20年以上続けてきたが、将棋と進め方が極めて似ている部分がある
それは過去の経験を自分の中にいかにうまく蓄積/記憶するかという点と、
必要とされている局面において、その蓄積されたモノに中で一番近い経験をいちはやく引き出し、
それを応用して対策するという点だ
上記2点は表裏一体なのだが、どちらかといえば前者が難しい(らしい)
ポイントは脳の中に作るストレージエリアのアドレスの振り方だと思う
幸いボクはこの点に比較的自信があるおかげで
他人の論文、データも他山の石として蓄積し、さも自分がやったような顔をして開発してきたし
データをとった部下や同僚本人が忘れていることだって記憶/活用することが出来た

ハナシは戻って将棋
将棋は個々のテクニックを争うモノではなく大局観を競うゲームだ
大局観って極めてマクロっぽい言葉だが、それはあくまで過去の詳細な経験上に立脚している
そしてそれを引き出すプロ棋士たちはボクのヒーローに他ならない

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