2020/04/11
コロナウイルスに有効性のある薬の評価は難しそうです。
NHKでも、患者さんに投与したら解熱したなんて岩田解説委員が紹介していた。この方は、政治、法令、儀式などの文系領域でも、医療の何でも解説できてしまう売れっ子解説委員のようだ。でも、彼女は、一番、大事な解説が抜けている。コロナウイルス感染症の多くは、無治療で多くが解熱する事実である。
岩田委員の解説を聞いて、感心したようにうなずいていた若手女性アナは、さすがに声には出さなかったが、内心では、
[どうして、この治療を皆が受けられないのか?]
と言いたげだった。
一方、朝日の長野MCは、新ワクチン開発の学者の大風呂敷説明に距離を置いていた。新ワクチンは、なんと、来年だ。そんなもの、まだ登場させるなよ。
治癒は、ウイルスを補足して処理する各個人の免疫能力の多様性に依存している。熱など出さなくても、ウイルスを排除できてしまう人がいる。初期免疫が優れた人だ。抗体反応はしない。
もちろん、今流行のコロナウイルスにそうした戦略を取ったとの限定的な話である。そういうタイプの感染症防御戦略を取る人だが、他の種類のウイルスに対しては別だ。長期的に追跡観察はできてはいない。
感染症初期の免疫の様相と、遷延、悪化の免疫の様相は全く異なり、個人差の能力に依存している。
例えば、パピローマウイルスを排除できない人に遷延反復感染が起きる結果、ガン発症のリスクが高くなる。10人に1人位の割合で、パピローマウイルス感染症に弱い遺伝子構造を持ち合わす人なのである。
従って、不十分な薬剤で人工介入することで、自然経過の防御免疫のコースを妨げるかもしれない。だから、治療薬の評価には慎重であるべきだ。
ネットで闘病記を書いている人がいたが、40度を越える高熱が1週間続き、スッと解熱している。下気道にも炎症があった様子だが、速やかに炎症が消退した様子であった。この患者さんは、症状に一喜一憂する人でない印象であり、結局、免疫細胞も実力を発揮できたのかも知れないなあ。
このような突然の解熱の経過は、はしかしかり、マイコプラズマ肺炎しかりである。多くの人は、炎症が起きる結果、病気が治る。白血球の活躍、血管透過性の亢進は必要なのである。
昔、抗生剤がなかった頃、腸チフスなどの重症細菌感染症でも、自力で治せる人と、それができず死亡する人がいた。
これも、全身に血管炎が起きて治るのである。
はしかは、全身血管炎(発疹)が起きる頃には、生体からウイルスが減少している。昔、はしかが赤くならない子供はむしろ重症で死亡すると予想されていた。そのため、はしかには、ふとん蒸し療法があった。
治療戦略を考える時は、軽症例と重症例では、病態が違うことを理解すべきだ。
早期に服用すれば、病気が軽く済むなどの薬は期待できない。現時点で、ワクチンも画期的なものは期待できない。それができれば、人はすでにインフルエンザを制御できている。
今回のコロナウイルス感染症が、他の風邪ウイルス並みになっていくまでにどのくらいの期間が必要か?はわからないが、いづれ、そうなっていく。
地方の主軸医療はすでに崩壊しているので、重症患者のトリアージという悲惨な状態が心配だ。
NHKでも、患者さんに投与したら解熱したなんて岩田解説委員が紹介していた。この方は、政治、法令、儀式などの文系領域でも、医療の何でも解説できてしまう売れっ子解説委員のようだ。でも、彼女は、一番、大事な解説が抜けている。コロナウイルス感染症の多くは、無治療で多くが解熱する事実である。
岩田委員の解説を聞いて、感心したようにうなずいていた若手女性アナは、さすがに声には出さなかったが、内心では、
[どうして、この治療を皆が受けられないのか?]
と言いたげだった。
一方、朝日の長野MCは、新ワクチン開発の学者の大風呂敷説明に距離を置いていた。新ワクチンは、なんと、来年だ。そんなもの、まだ登場させるなよ。
治癒は、ウイルスを補足して処理する各個人の免疫能力の多様性に依存している。熱など出さなくても、ウイルスを排除できてしまう人がいる。初期免疫が優れた人だ。抗体反応はしない。
もちろん、今流行のコロナウイルスにそうした戦略を取ったとの限定的な話である。そういうタイプの感染症防御戦略を取る人だが、他の種類のウイルスに対しては別だ。長期的に追跡観察はできてはいない。
感染症初期の免疫の様相と、遷延、悪化の免疫の様相は全く異なり、個人差の能力に依存している。
例えば、パピローマウイルスを排除できない人に遷延反復感染が起きる結果、ガン発症のリスクが高くなる。10人に1人位の割合で、パピローマウイルス感染症に弱い遺伝子構造を持ち合わす人なのである。
従って、不十分な薬剤で人工介入することで、自然経過の防御免疫のコースを妨げるかもしれない。だから、治療薬の評価には慎重であるべきだ。
ネットで闘病記を書いている人がいたが、40度を越える高熱が1週間続き、スッと解熱している。下気道にも炎症があった様子だが、速やかに炎症が消退した様子であった。この患者さんは、症状に一喜一憂する人でない印象であり、結局、免疫細胞も実力を発揮できたのかも知れないなあ。
このような突然の解熱の経過は、はしかしかり、マイコプラズマ肺炎しかりである。多くの人は、炎症が起きる結果、病気が治る。白血球の活躍、血管透過性の亢進は必要なのである。
昔、抗生剤がなかった頃、腸チフスなどの重症細菌感染症でも、自力で治せる人と、それができず死亡する人がいた。
これも、全身に血管炎が起きて治るのである。
はしかは、全身血管炎(発疹)が起きる頃には、生体からウイルスが減少している。昔、はしかが赤くならない子供はむしろ重症で死亡すると予想されていた。そのため、はしかには、ふとん蒸し療法があった。
治療戦略を考える時は、軽症例と重症例では、病態が違うことを理解すべきだ。
早期に服用すれば、病気が軽く済むなどの薬は期待できない。現時点で、ワクチンも画期的なものは期待できない。それができれば、人はすでにインフルエンザを制御できている。
今回のコロナウイルス感染症が、他の風邪ウイルス並みになっていくまでにどのくらいの期間が必要か?はわからないが、いづれ、そうなっていく。
地方の主軸医療はすでに崩壊しているので、重症患者のトリアージという悲惨な状態が心配だ。