oTake  氏、貴重なご意見をくれましたので、このご意見(青字)をふまえ、当方の見解を書きます。http://seigi.accsnet.ne.jp/sigh/blog/?p=12788&cpage=1#comment-17329
oTake  氏から、2018年9月8日 4:33 AM   以上のコメントをいただきました。
oTake  氏の文章は青字です。

【ATPと肝細胞の組合わせで、初期化を証明した?】

 多能性マーカーはいくつかありますが、それらの発現は“多能性があるならば発現があるもの”であって“発現があるならば多能性がある”ではなく、さらに、“初期化”されているという話にはならないものです。つまり“必要条件”であって、“十分条件”ではない。

本題の“丹羽先生はSTAP現象は信じている”のかですが、丹羽先生と相澤先生は検証実験関連の会見で「STAP現象については、一切の予断無い検証を行う」また「私たちはSTAP細胞が再現できると信じてやるのではない。細胞レベルの検証は丹羽さん、マウスレベルでの検証は相澤先生で責任をそれらを持って行う」、「検証実験でSTAP細胞が出来なかった場合に、どの様に出来なかったのかを科学の歴史に照らして刻んでいく事が、私たちにとって重要なテーマである。」という検証実験に対する関わり方について述べられていました。

・・・・・さらに丹羽先生は「(STAP現象が)まだあるかどうか分からないというのが、現在のスタンス。あるかないかを知りたいと思い、この検証実験に参加することにした。」と検証実験の参加に至る意図を明示されています。つまり、“信じているとか信じていないとか”ではなく、“理研にいる共著者として”この研究がどういうものであったかを自他共に説明・理解することが目的であったことは明らかです。

(学とみ子曰く)相澤氏は検証実験論文に、若山氏の使ったマウスは理研にいない!ので、わからないとか、小保方氏の実験環境に制限をかけたとかの事実を書いていますが、これは相澤氏の皮肉と抗議が出たものでしょう。

つまり、論文作成に関係した実験当事者の協力が得られないまま、検証実験に取り組まなければならないSTAP検証研究者の窮地が書かれています。
丹羽先生も相澤先生も、残存検体の正当性を疑っていたでしょう。

STAP派に不利になるようにサンプル整理がされたかもしれませんが、誰もその事実を肯定も否定もできません。わかっているのは、それらの行為ができる立場の人もいたし、その時間も十分にありました。
実際、相澤先生からは、残存検体の正当性についての発言がありました。

クローンマウス、クローン細胞のメッカであり、かつ共著者であった若山研究室からのSTAP論文疑義に対抗するには、残存サンプルの調査は小保方氏に圧倒的に不利でしょう。
改革委員会の提言もあり、STAP研究者たちには、最初からやり直すしか方法がないと思ったのでしょう。

oTake氏は、ため息先生の言葉を代弁しています。
「筆頭著者にあると言われ、それを信じて論文にしたら、フェイクだと指摘され、科学者としてフェイクの可能性を認め、責任をもって筆頭著者の実験をご自分で調べたのだと思います。」

論理学の基本です。“多能性が持っているかもしれないという可能性”でしかないので、別途、確信を持つにはテラトーマ形成能実験、厳密にキメラマウス作成実験による細胞寄与状況を調べることが必要になってくるわけです。

丹羽先生は「分化細胞から刺激により多能性を獲得することをもってSTAP現象であると定義している。多能性を獲得するという事は、例えば(1)キメラ胚への寄与、あるいは(2)テラトーマの形成、あるいは(3)多能性幹細胞の樹立、そのいずれかを指している。(略)Oct3/4-GFPが発現しただけではSTAP現象が確認できたとは判断されない。」と“STAP現象”の定義と最終的な確認についてコメントされています。
この(1)~(3)の何れも検証実験において成功しておらず、理研の検証実験において“分化能を証明出来ていない=初期化を証明していない”、“STAP現象を再現していない”ということになります。
ため息先生の「言葉を正しく使いましょうね。」は、至極当然のことだと思います。

今、その話をしているのではないのよね。
丹羽先生は、キメラの問題を含んで話をしていますが、それを引用して、一般人の誤解を誘っています。
論点を意識的にすらしています。
今、学とみ子がここで論じているのは、検証実験のうち、小保方パートが証明できたのか否かです。
研究者層は、話をごちゃまぜにして、一般人を煙に巻こうとします。
丹羽先生も、ここをはっきりとおっしゃらず、言葉を濁します。

丹羽先生とは直接、関係ないですけど、”面従腹背”という言葉がありますね。
前川喜平氏が書かれた本のタイトルでにもなっています。
(表面では服従するように見せかけて、内心では反抗すること)の意味です。

当時の理研には、STAPがあると言ってはいけないとの天の声があったなら、理研内STAP派学者は、”面従腹背”に近い状態にいたかもしれませんね。

科学者の立場からして、STAP現象の検証実験は、すべて元論文の再現を確かめるために行うというのは、基本的スタンスでしょう。
それと、小保方氏が担当した部分の話は、別です。

小保方氏はSTAPを渡すまで、その後は若山パートです。
そもそも、小保方パートと、若山パートと論文中で別れているなんて話は、外国の研究者にはわからないでしょう。
一般的には、筆頭著者が多くの実験をしたと外国では思われているのでしょう。
でも、実際はそうでないことは、日本人なら知っています。
つまり、小保方氏の責任は、元論文にある初期化マーカーを発現する細胞をつくるまで十分なのです。そこには初期化の定義とかは関係ありません。

一般人をだますように、すべてが再現できなければ、”STAPは偽物と確定する”というように、ES派は、一般向け啓発をしましたよね。
ここをしっかりふまえないと、STAP事件の闇は語れません。

今ここで、学とみ子は、多能性の獲得の定義の話をするつもりはありません。
STAP論文として小保方氏が関与した論文記載部分について言及しています。
小保方氏の担当した初期化確認については、STAP論文に書かれている範疇を意味します。
つまり、小保方氏が論文に書いた近くまで実験結果が到達できたら、それで、彼女自身の検証実験は成功です。

ES派の学者たちは、、限りなく論旨をずらそうとしても、その手にはのりません。
丹羽先生がSTAP現象がないといったのは、キメラ・幹細胞・テラトーマを含んでの意味です。
丹羽先生が言ったとされる「STAP現象を信じたのは間違い」との発言も、キメラ・幹細胞・テラトーマを含んでの意味です。

つまり、酸浴後細胞の7日間の観察経過中、3日目にはまだもっている造血細胞由来のマーカー(CD45だけではない)が7日目までのには消失し、GFPが増強して複数の初期化マーカーが出現することが確認できれば十分なのです。
実際、今回の検証実験では、初期化蛋白も証明されています。

この後、実際のSTAP論文では、GFP陽性細胞から三胚葉に分化させています。
今回は、ここまでの実験はやっていませんが、CD45の消失、GFP陽性、Octを含むその他の初期化マーカーを遺伝子発現レベル、蛋白レベルで証明しています。
初期化マーカーの発現をもって小保方パートは終わりです。
その後のSTAP現象は、若山氏パートです。

一般人たちには、この理解が難しいようです。
研究者層から、初期化と初期化マーカーは違うんだぞ!と言われてしまいます。
その言葉につなげて、罵倒用語が続きます。
ES派から、バカマヌケとか蹴散らかされても一般人はめげることはありません。
小保方氏自らのパートは証明できたと主張していきましょう。

研究層は、こう言います。
「検証実験で初期化を証明したって?バカなことをいうのじゃないよ!」
「初期化の定義を知ってんのかよ!」

この研究者への学とみ子の答えは、
「あなたの知っている初期化の定義は、いつのもの?あなたは、その分野の専門家ですか?どんな論文書いていますか?もし、そうした立場の方でないなら、何も言えないでしょう。教科書的な定義を出してきても、毎日の論文次第でどんどん上書きされてしまう研究分野でしょう?」

今回の検証実験で大事なのは、酸浴後、元論文にあるような初期化マーカーの発現が確認できたことです。その後は若山先生次第です。