前エントリー記事のコメントに、学とみ子がコメントを書いた。
これは、たまたま、私が新聞に載っていた書籍広告が目にとまり、朝食をとりながら携帯で打ち込んだ文章である。書籍の宣伝用に、項目立てされて書かれた作家半藤 氏の明治以降の歴史感を参考に、当方が作文したものである。

歴史観として用いられた語句を入れ替えたりであるが、ほとんど元の文章のままもある。

コチコチのESねつ造論者ほど、科学を害するものはない。
ES説を採用したがために、リアリズ ムを失った。
新聞は商売のために小保方ねつ造( 戦争)を煽った。
当時の科学者エリートの底知れぬ無責 任
ES説は正しいという虚構に気付かな かった当時の日本人
 都合の悪い資料をみな燃やした(隠 した)
 人間がどのくらい非人間的になれる かを教えてくれた。

実は、半藤一利氏という作家は良く知らなかった。
それでウキペデアを調べてみると、以下のような記事があった。
http://10mtv.jp/pc/content/detail.php?movie_id=890

半藤一利氏著『昭和史』は、昭和史としては日本で最も多く読まれたベストセラーである。しかし、この本には危険ともいえる面がある。それは一体どういうことか。上智大学名誉教授・渡部昇一氏によるシリーズ「本当のことがわかる昭和史」第一章・第1話。
・・・・・
これは気をつけなくてはならない点だが、そのような状況下で「歴史観」がつくられていくと、実際に体験をした人の「記憶」も巧妙に書き換えられていくのである。なぜなら、全体を見渡せるような立場にいた人は少ないからだ。
自分が経験したことは、大きな時代の流れの一局面にすぎない。・・・・・
実際に体験した人々の話を編集したり、聞き書きする人の歴史観である。体験談は多くの場合、もちろん編集者の目を経て発表される。しかも体験者はプロの書き手ではないから、誰かに聞き書きをしてもらうことも多い。その編集者や、体験談をまとめる書き手が一定の歴史観に縛られていたとすれば、残された「記録」の方向性に大きなバイアスがかかってしまうのである。

STAP事件になぞらせて考えてみた。
小保方氏の言葉が文春に書かれているが、彼女自身はSTAP事件の全体が見れているわけではないと言っていた。
彼女は、自らの行動はわかっているが、他人の行動も心の中も知っているわけではない。
つまり、実態はこうであろう?あるいは、こうであろう可能性は極めて高い!と小保方氏が思っても、確認事項として書けるわけではない。

そうした小保方氏の迷いは、「あの日」でも出てくる。
「あの日」は、小保方氏が若山氏に罪をなすりつけようとの意向で書いたものと評する人もいるが、小保方氏にとってわからないことはわからないと書いてあると私は思う。

小保方氏は、自ら行った実験と、責任実験者が他にいる場合は、手伝った部分は語れるはずである。
小保方氏は他人がやった実験は語れないし、当然、実験結果は持っていない。
しかし、小保方氏は持っていないということを言わなかった!言えなかった!のではないか?は、今も疑問として残る。


>「記録」の方向性に大きなバイアスがかかってしまうのである。
上記新聞の書籍紹介用の文章にもあるように、過去の出来事を調査して、結果を出す時、そこには大きなバイアスがかかることは世の常である。

STAP事件でも、科学が公正であるものと人々は思いたかったが、調査に人が介在する限り、客観的な結果は期待してはいけなかったのだ。
今回の調査は、第三者がやり直したわけでなく、すでに理研内部調査から提出された証拠事実を確認したものにすぎない。

「最初からやるなんで冗談じゃあない!この先、一体いくらの予算が必要だと思っているのだ。予め提出されて調査内容を、最終調査委員会として確認したと決まっているだろう(怒り)こんな当然なことを、なぜお前ら、バカにはわからないのか!」
と理研内部の人(と思われる)の発言が出てくる。

こうした不用意発言をしてしまう人は、調査そのものの信頼性を低下させている事にも気づけない人なのだろうと思う。

STAPはESであるとの疑惑から始まり、その疑惑を結論とする流れの中で、STAP調査が進行した。

STAP細胞がESであるとするには、
どこかでESが混じらなくてはならない、それも何度も混じらなくてはならない、
ESを使ってESと比較する実験をしなければならない。
大量に論文に載っている比較実験の成績はねつ造判定をしなければならない。
STAP細胞そのものと、morula, blastocystの遺伝子発現の比較図も載っているが、これも同様に、すべてねつ造判定する必要がある。
しかし、桂報告書は、この部分には一切触れていない。

一般的に、人が行う調査には必ずバイアスがかかるわけであるが、STAP事件では、特に、このバイアスが大きい。
一般人でも気づくような、バイアスだらけであると言わざるを得ない。