相変わらず、周回遅れの文章を書いていて申し訳ないが、前回ブログで書いた通り、学とみ子が今思っていることをもう少し書いてみる。
すでに解明されていること、有力な説があることなど、学とみ子が間違いであると言えることは、ご指摘ください。
但し、小保方氏によるESねつ造は絶対確定!などの意見では困ります。
まずは、STAP論文の撤回理由書の英文がある。
ここには、“STAP幹細胞は、疑い無く実在するとは言えない”と書かれている。
注目すべきは、撤回理由はSTAP幹細胞だったということだ。
つまり、小保方パートではない。
この文章は、技巧的な英文に見えるが、書いたのは誰であるか、どなたか情報がある方はおられるであろうか?
ネイチャー編集部との交渉には、バカンティ氏、若山氏、笹井氏があたっていたのだろうが、ネイチャー編集部の意向はどのように働いていたのか?
STAP論文の撤回理由は、幹細胞が再現できないからと謳っているのである。
撤回は若山氏が率先して行ったと多くの人が思っているが、「あの日」には撤回文章が書き換えられたと、小保方氏は書いている。
文章を書き換えた人は、若山氏その人であるか?若山氏は、どの程度にネイチャー編集部へ主張できたのかはわからない。若山氏は文章を書き変えたのは、ご自身ではないと言っている。他の人の手により文章が書き変えられたのかもしれない。
撤回理由書における英文と日本語版との関連は不透明と思う。
日本の分子生物学会あげてねつ造主張をしていたのだから、ネーチャー編集部に対する日本からの抗議は相当に強く、その波の影響をネイチャー編集部も受けていたと想像できる。
しかし、この時の学会理事長が違う学閥の学者であったら、ここまで学会からの抗議は高まらなかったと思う。
分子生物学会に属する多くの学者たちが、ESねつ造を支持したわけではない。
学者たちはそれぞれが戦士であり、独自の戦略を持つ人たちだから、相互の意見はまとまらない。
理事長のポストも順番で廻ってくる仕組みと思う。
しかし、桂報告書が断定してしまった今となっては、学会員から自由な意見は出にくい。
国や理研、そして学会に逆らう行為はあえて避けざるを得なくなる。
だから、専門者からES否定の意見が出てくるのは、あと数年は待たないとならないだろう。
専門者からES論を否定する意見が出ていないとの事実をもって、ES説の正当性を訴える人は、諸事情を考えていないと思う。
しかし、時間がたっても、NHK、毎日、日経などのマスコミが、ES混入否定論をサポートするとは思えない。
理研の一部の学者たちは、ES論で世界を納得させようと、ネーチャーに論文を載せた。
この論文をアクセプトすることが、ネーチャー編集部が期待した事なのか?
ネーチャー編集部が世論を見て、何かを判断した結果だろうが、その意図はわからない。
これとて、ESねつ造論を信じる学者が書いたものに過ぎず、論文とはそうしたものである。
著者が信じた事を科学的証拠と一緒に示せば論文となる。
著者が間違えていないという保証はない。
しかし、この論文で示した結果が、恒久的な正解を示したものであるかのような評価をマスコミはしている。
この撤回騒ぎの前、かねてから、バカンティ研究室の実験内容に反発するライバル的なハーバードの基礎学者たちは、ネイチャー編集部に強く抗議をしていたであろうし、ノフラー氏なども率先してSTAPを否定した一人であろう。
論文がアクセプトされない査読の時点ですでに、ルール違反ぎりぎりのさまざまな情報が、ネイチャー編集部に寄せられていたかもしれない。
結局、撤回までの全貌を知り得る人はいないと思う。
その後、「あの日」が発売になった時、前ブログで紹介したように、マスコミからは小保方氏を非難する記事が書かれた。
つまり、「あの日」は、上司である若山氏に対し、部下の小保方氏が責任をなすりつけるために書いたもので、とんでもなくひどい本であるとマスコミは騒いだ。
しかし、実際の「あの日」は、小保方氏が若山氏に真実を語ってほしいとの強い願いをこめて書いたものと思う。しかし、マスコミはそうした視点では語らない。
「あの日」には、検証実験において、理研が、常識がはずれた厳しい監視体制を実施したことが書かれているが、この時に理研組織は、従来の上層部とは異なる層の人たちに実権を握られていたと思われる。やりすぎた監視体制は、とりもなおさず、成功されては困るとのねつ造派の懸念を示すものであった。
ここまでやるなら、実施者は、監視の実情を英文で書いて世界に紹介すれば良かったではないか?と思う。
今となっては、こうした事実のひとつひとつが、STAP事件の異常性として列記できる。
マスコミは、小保方氏非難を徹底してやっているわけだが、一方で、マスコミは若山氏の立場も悪くしている。
若山氏は追うべき責任を逃れてポストを維持したと非難する一般人は少なくない。
この状況で、マスコミは、若山氏の立場をさらに悪くしてもかまわない。
窮地にある人への取材は、マスコミにとって次なるネタだ。
STAP事件後、笹井氏、小保方氏のメンタルはボロボロであったのだが、このつらさは若山氏も同様であり、彼の思考過程も相当に乱れていた可能性がある。
そうした状態の若山氏は調査委員会で何を語り、どのような証言をしたかは、全くブラックボックスである。
提出された若山氏の実験ノートはどのようなものであったのかも、詳しい情報は公表されていない。
桂報告書は、小保方氏が実験ノートを提出しないと非難したが、担当した実験の実態を明らかにしていないのである。
調査委員会において、若山氏が小保方を擁護する発言もしたであろうし、一緒に実験をしていた若山氏は、小保方氏の様子は一番良くわかっているはずだ。(これには反論はあるかもしれないが・・・・・)
6月16日の若山氏の記者会見では、STAP細胞がESとそっくりな構造であったら、どんなに遺伝子調査しても、何も言うことができないと若山氏は専門的な説明を行っている。
調査委員会でも再度、若山氏はこれと同様な発言をしたかもしれないのである。
この理論があれば、STAPはESを混ぜって作られたとの結論には持ってこれないのである。
(しかし、そうした実験者の発言があったにもかかわらず、調査委員会はゲノム構造解析を集中して行っい、そして結論した・・・・)
STAP細胞、STAP幹細胞についても、桂調査委員会は、ES細胞との比較実験についての聞き取り調査を慎重にしたであろう。その時、若山氏は、これらの専門的実験のすべてを、小保方氏がひとりでやったなどと証言したとは思えない・・・。桂調査委員会の委員たちも、小保方氏が一人で空実験をしたとは思わないだろうから、疑問は出ていたはずだ。
幹細胞が、培地の条件やシグナル操作により、ESやTSの状態の遺伝子制御の間を行ったり来たりするとの実験成績は、高度にこの分野に長けた研究者のなせる技の実験である。
いづれにしろ、若山氏が何を証言したのかは、調査委員会が情報を出さないために全く闇の中なのである。
若山氏は自らの責任を回避していた!小保方さんが怪しいと若山氏は思っている! などの嘘の情報を第三者が流してしまうこともできるのである。
調査委員会における実際の若山発言は無視された部分もあるかもしれないし、若山氏自身では多くを語ることができなかったかもしれない。
ESが混ぜられた、かつ、大事な実験は小保方氏による空実験であったとしないと話がまとまらないのである。
STAP事件への調査背景として、周囲からの画策がさまざまな形であった事が想像できる。
共著者同志の対立をあおれば、著者同志でお互いを疑わしく思い攻撃しあってしまう。
それぞれの著者らが、ESねつ造論に反駁しようとするエネルギーを、別の人が削ぎ取ることができてしまう。
すべての調査が終わって残ったものは、小保方氏にとっても、若山氏にとっても、その後の人生が耐えられない程に不利なものになってしまったのではないだろうか?
世界の研究者の評価は、日本のようにマスコミ的興味本意のものとは異なる。
すべての調査が終わって残ったものは、小保方氏にとっても、若山氏にとっても、その後の人生が耐えられない程に不利なものになってしまったのではないだろうか?
世界の研究者の評価は、日本のようにマスコミ的興味本意のものとは異なる。
STAP事件から人々は多くを学べると思う。未来ある研究者たちが、権力抗争や画策の犠牲にならないためにだ。
研究者が足元をすくわれず、それぞれの研究にまい進できる研究環境を確保してこそ生まれる、生物系科学界の新発見なのだろう。