以前、須田桃子氏の書いた「ねつ造の科学者」という本を買ったが、私は読まずにそのままにしておいてあった。読み気がおきないというのがその理由だ。しかし、何かそこに情報は無いかと思い始めた。
そこで、本の表紙の不快なカバー写真(関係科学者3人の写真)と取り除き、少し読んでみた。
このカバー写真だけでも、名誉棄損になっても良さそうなひどい扱い方だ。
まず、最初に写真が数点あるが、最初の写真だけは、理化学研究所提供とあるが、その他の写真は、著者(須田氏)入手写真等によるとかかれている。
小保方氏が提供したとは思えないような冷凍マウスの写真なども載っている。
以前、擁護派の方がブログに書いていたが、マスコミによるねつ造論は、他人のうちに土足で踏み込むような行為を犯していると言っていたが、まさにその通りの行為であると感じた。
写真には335頁参照と書いてあるので、最初、誰かに謝辞しているのかも・・・と思ったが、そうしたものではなさそうだ。335頁を開いてみたが、“断り”のような記載は一切ない。
須田氏はこうした写真を自分のものとすることに、あまり抵抗が無いように感じた。
(もしかすると、「ねつ造の科学者」の他のページで何か、断りのようなことが書いてあるのかもしれないが、今のところ。私はまだ読み進めていないので、そこは把握できていない。)
記者であれば、社会正義のために、疑惑となる証拠は確保してよいのだ!と言わんばかりの書き方である。
多分、須田氏はそう、思っていたのだろう。
須田氏に限らず、科学論文関係の記者らは、科学者たちに特別扱いにされることが普通だと思っている節があるようだ。
科学者たちは、論文や業績を、新聞記者が高い評価で記事を書いてほしいと望み、世間に広めて欲しいと思うので、記者たちをちやほやするのではないか?
本を読み進める最初の部分だけでも、須田氏は、マスコミは情報を入手できて当たり前、マスコミに協力するのは科学者の義務!、と言わんばかりの書きぶりである。
そうしたマスコミと科学者の甘い関係を示唆するかのように、この「ねつ造の科学者」も、笹井氏から須田氏への特別の招待メールから、本文の記述が始まる。
笹井氏から須田氏への返信メイルは、「STAP発表記者会見には、須田さんは「絶対」に来るべき」である。
以前から、須田氏は笹井氏と面識があり、笹井氏は、熱心ではきはきした須田氏を気にいっていただろう。
彼女は若くて長い首筋の美人だ。
科学者が自らの研究の広報活動のために、記者に親切にするという作戦はありなので、須田氏は、科学者たちから特別に扱われることに慣れていたのだろう。
一般的にマスコミは、疑惑のあるもの、問題の生じてものは、他人の持ち物であっても写真を撮ることは当然と思うのだろう。さらに、須田氏は、自らの本に載せてしまったわけだが、こうした行為にあまり抵抗はないのだろうと感じた。
写真解説に誘導されるまま、たまたま開いた「ねつ造の科学者」339頁にこのような事が書いてあり、私の目にとまった。青字
同僚の取材によると、1月の論文発表直前、理研本部で小保方氏と会った野依理事長が「彼女を守れ」と周囲に指示したという
理研本部の。野依理事長のこの言葉は、私にとって興味深い。
私は当ブログで、理研の一部の人は、GRASの解析結果を知っていて、著者らに十分な情報提供をしていなかったのではないか?!という仮説を紹介している。
以前にも当ブログに、論文発表前に、笹井氏と小保方氏は理研本部に呼ばれて、理事長や理事と会話をした出来事について書いた。
呼ばれた理由は、「あの日」にも書かれていないが、発表後の事であるのかも・・・と思える。
、“想定とは違う”という爆弾のようなGRAS解析がCDBにあるのだ。理研には、他人の論文チェックに熱心な学者たちもいるし、そのネットワークの実力たるや、研究所の歴史だろう。
遠藤氏がわざわざ、自身はインサイダーではないと断っている様から、かえってインサイダーが他にいることを暗示しているかのようだ。
発表後に起きるかもしれない不穏な事件を予測できていたかもしれない。
野依理事長らの本部は、理研の一部の研究者たちの不穏な動きを察知しており、GRASの解析についても何ら
かの情報をつかんでいたのではないかと想像しても良いものと思う。
そうした意味からしても、論文発表前の野依理事長の「小保方を守れ!」は、その後の出来事を考えれば、しかるべき懸念だったのだろう。
理研の調査結果が何度か、発表されたが、この論文発表前のGRAS解析の程度について触れたものは無かった。
世の中の人たちは、こうした事前の証拠があるという情報が知らされていない。
小保方氏のコメントでも、この点に触れているものが一つも無いのは残念だ。
弁護士たちは、この点をどう考えているのだろうか?
「あの日」には、小保方氏は、GRASの解析をしっかりしていれば・・・と後悔を書いている。
GRASの解析が出た時点で(すなわち、桂報告書発表時だが)、小保方氏と弁護団が理研に対し、何らかのコメントを出しても良いのだと思う。