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食物アレルギーがあって、除去食をしていた子どもたちが、学童になった時の、体重や身長は、食物アレルギーの無い子どもに比べて、どうなのでしょうか?
年少時期の食物除去をしていた子どもにおいて、食物除去がその後の学童期の体格へ及ぼす長期的影響について、京都の小児科研究チームからの報告です。Allergol Int. 2010 59:369-74. PMID: 20864793
アレルギー反応を避けるために、卵、ミルクまたは小麦を除去していた子どもが、学童期になった時の体型を調査しました。11,473人の子供のデータが得られました。 乳児期に除去食をしていた子どもの数は、491人、そうでない子どもは10982人でした。
結果:食物除去をしていた子どもでは、除去食をしない子どもとくらべて、体重は有意に少ない結果となりました(P = 0.01).。 3歳までに、除去食をやめた子どもに限定した場合は、学童期の体重と身長の低下への影響が少なく、有意差にはなりませんでした。
3歳まで、二つ以上の食品、あるいは、ミルクを避けた子どもたちは、そうでない子どもと比べて、低い身長となりました(P = 0.02と0.04)。
除去食品別に、特に体重と関連する食品はありませんでした。
3歳までに除去食をやめた子どもでは、除去食をしない子どもとくらべて、肥満にはなりにくいことが観察されました。
食物除去をしていた子どもでは、肥満(P = 0.01)や、低体重(P = 0.58)にはなりにくく、標準体型の範囲の中に入る子どもが多くなっていました。
食物除去をしていた子どもは、学童期に肥満になることは少なくなり、標準範囲に入りましたが、ミルク除去食では、身長に影響が出ました。ミルクから接取できるカルシウムが不足する可能性が考えられました。
6歳になっても除去食をしているこどもたちは、ファーストフーズを食べる回数が少なくなっていました。食物除去を続けている家庭は、健康的な食事を心がけていると推定されました。PMID: 20864793